「ビットコインとビットコインキャッシュの違いがよくわからない…。仮想通貨の決済サービスも気になるので、詳しく解説してほしい。」
仮想通貨が登場して以来、ビットコインキャッシュなどの様々なコインが生まれ、仮想通貨で買い物ができる決済サービスも誕生しました。
そこで今回は、ビットコインキャッシュについて解説しながら、おすすめの仮想通貨決済サービスを紹介します。
この記事を読むことで、仮想通貨について詳しくなり、他の店舗より先取りして決済サービスが導入できます。ぜひ最後までご覧ください。
(トップ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/%E3%83%93%E3%83%83%E3%83%88%E3%82%B3%E3%82%A4%E3%83%B3-2868703/)
ビットコインキャッシュとは?
ビットコインキャッシュとは、ビットコインをさらに発展させた仮想通貨のことです。
そもそもビットコインキャッシュが誕生したのは、ビットコインの送金詰まりがきっかけです。
仮想通貨の中で最も取引量が多いビットコインは、市場が高騰し売買が頻繁に行われると送金詰まりを起こし、仮想通貨のメリットである「送金のスピード」が低下します。
そこで新たなコインを開発する声が上がり、ビットコインの性能を上げた仮想通貨「ビットコインキャッシュ」が誕生しました。
次の項目からは、ビットコインキャッシュの特徴を3つ紹介しますね。
ビットコインキャッシュの特徴①処理速度が早い
ビットコインキャッシュの1つ目の特徴は、送金の処理速度がビットコインと比べて大幅に上昇した、という点です。
ビットコインキャッシュは、ブロックサイズと呼ばれる性能値がビットコインの8倍になり、処理速度が大幅に改善。
ビットコインよりも性能が上がったと同時に送金速度も早くなり、ビットコインキャッシュは仮想通貨が持っていた本来のメリットを取り戻しました。
またビットコインキャッシュは、バージョンアップを繰り返すことで、利便性や機能を向上させています。
ビットコインキャッシュの特徴②維持費がかかる
ビットコインキャッシュの2つ目の特徴は、ビットコインと比べて維持費がかかる、という点です。
前述の通り、ビットコインキャッシュはビットコインの性能を上げたため、より高性能なマシンが必要となりました。
そのためビットコインキャッシュは、高スペックのコンピューターを所持した一部の人が管理する、中央集権的な通貨になる可能性があります。
中央集権的とは、円やドルといった基軸通貨のように中央銀行によって管理されている仕組みのこと。
本来、仮想通貨は中央集権的ではなく、コンピューターのネットワーク上で管理する分散型の通貨として誕生しました。
ビットコインキャッシュの特徴③スマートコントラクト機能
ビットコインキャッシュの3つ目の特徴は、スマートコントラクト機能を備えている、という点です。
スマートコントラクト機能とは、インターネット上で契約を自動的に実行する仕組みのことで、イーサリアムなどの仮想通貨にも搭載されています。
契約書の締結時などで当事者間の取引を自動化し、人件費などの事務コストを大幅に削減できるので、スマートコントラクト機能は世界でも注目されています。
実際に、ギャンブル・不動産取引の場面でスマートコントラクト機能を活用し、不正や契約内容の改ざんを防止しようという取り組みも進行中です。
ビットコインキャッシュは、主に契約時のメリットが大きいですね。では、買い物など決済の場面でも利用できるのでしょうか?
ビットコインキャッシュで決済できる?
2020年5月現在、国内においてビットコインキャッシュを利用した決済サービスは存在しません。
2018年、仮想通貨取引所の「BITPoint」がビットコインキャッシュに対応した決済サービスをリリースしましたが、現在は利用停止中です。
また2020年2月、仮想通貨の関連事業を展開する「ダナルジャパン」「ALLEX」「Bitcoin.com」の3社間で、ビットコインキャッシュ決済サービスが発表されましたが、実用化まで至っていません。
なので今回は、ビットコインを利用した仮想通貨決済サービスについて解説しますね。
ビットコイン決済のメリット①導入コストがほぼゼロ
まず、ビットコイン決済のメリットとして「導入コストがほぼゼロ」という点が挙げられます。
ビットコイン決済サービスを導入するには、基本的にアプリのダウンロードさえすれば完了するので、仮想通貨の決済が無料で始められます。
また、決済手数料が1%程度と安く、クレジットカードの決済手数料5%〜8%と比べてもコストがかかりません。
月額料金や基本料金といったコストをかけず、決済手数料のみで維持管理できるので、ビットコイン決済サービスは事業者の間で注目を集めています。
ビットコイン決済のメリット②入金のタイミングが早い
続いてビットコイン決済のメリット2つ目は、「お店への入金タイミングが早い」という点です。
通常のクレジットカード決済の場合、個人情報や不正のチェックなどがあるので、入金まで1ヶ月程度かかります。
しかしビットコイン決済は、最短で即日入金されるなど、現金とほぼ同じスピードで入金されるので、事業者は資金繰りの心配をせずに利用可能です。
ただ、メリットがある一方でビットコイン決済にはデメリットも存在します。
ビットコイン決済のデメリット 価格変動が激しい
ビットコイン決済のデメリットとして、「価格変動が激しい」点が挙げられます。
現在、仮想通貨は主に決済手段ではなく投資目的として取引されており、売買されることで価格が毎日変動しています。
例えば2020年3月12日、世界情勢の変化を受けて、ビットコインはわずか1日で価格が40%下落する事態となりました。
なので、一般的にビットコイン決済サービスには、一定期間ビットコインの価格を保証する機能が備わっています。
次の項目では、おすすめのビットコイン決済サービスを紹介しますね。
おすすめビットコイン決済サービス「bitWire SHOP」
今回おすすめするビットコイン決済サービスは、「bitWire SHOP(ビットワイヤーショップ)」です。
bitWire SHOPは、国内最大手の仮想通貨取引所「bitFlyer(ビットフライヤー)」が提供する決済サービスで、主にECサイトや飲食店などに向けて提供しています。
簡単な審査で導入できるbitWire SHOPには、ビットコイン自動売却機能が備わっており、前述の価格変動リスクを負うことがありません。
ちなみに、現在bitWire SHOPに加盟している店舗は下記の通りです。
- ビックカメラ
- コジマ
- HIS旅行代理店
- 地域飲食店など
ビットコイン決済サービスが気になる方は、下記の公式ページにて利用方法が確認できますので、ぜひご覧ください。
ビットコインキャッシュ・仮想通貨決済について【まとめ】
今回は、ビットコインについて解説しながら、おすすめの仮想通貨決済サービスを紹介しました。要約すると下記の通りです。
- 処理速度が早い
- 維持費がかかる
- スマートコントラクト機能
- 導入コストがほぼゼロ
- 入金のタイミングが早い
- 価格変動が激しい
現在、仮想通貨決済サービスはビットコインが中心ですが、取引量が増えるにつれて送金速度が遅くなる場面が出てきています。
また、今後はさらに発展したビットコインキャッシュや新しい仮想通貨が登場し、決済サービスが多様化することが予想されます。
この記事を参考に、仮想通貨決済サービスに興味を持っていただけると幸いです。