「複数から借金をしていて返済日を忘れてしまう」
「毎月の返済額が多い」
といったことで悩んではいませんか?
2社3社と複数から借金をしていると毎月返済日が多くなり、さらに各金融機関に毎月返済最低金額を支払っていると、多くの会社から借りている分だけ返済額が多くなってしまいます。
しかし、その借金を1つにまとめることでその悩みを解消することができます。そこで今回は、複数から借金をしている人向けにその借金を1本化するメリットやどういった手続きが必要かといったこと書いていきます。
借金をひとつにまとめるメリット
複数の会社からお金を借りていると、返済日がバラバラでどこにいくら返すのかも忘れてしまう場合があります。いちいち何日までにどこにいくら返すのかを覚えるのは大変ですよね。しかし、借金を1つにまとめてしまえばその心配がなくなります。
返済日が毎月1回になることで返済がしやすくなるということがメリットの1つです。
さらに、借入先を1つにすることで金利が低くなる場合があります。金利の上限は借金の額によって変わります。例えば、借金が10万円以下だと金利上限は20%ですが、10万円以上50万円以下の場合ですと金利上限は18%になります。
A社から6万円、B社から8万円の借金がある場合、借金を1つにまとめることで金利が20%から18%になる可能性があります。
借金をひとつにまとめる方法
借金を1つにまとめる方法は主に3つです。
- カードローンでまとめる
- フリーローンでまとめる
- おまとめローンを利用する
カードローンやフリーローンの使い道は個人の自由なので借金返済のために利用することもできます。これは消費者金融で今抱えている借金の額を借りてそのお金ですべての借金を返すという方法です。
おまとめローンは複数からの借金を1つにまとめるためにのみ利用することができるものです。借金を返すこと以外に借りることができないのがカードローンやフリーローンとは違う点です。
借金をまとめる手続きの流れ
カードローン、フリーローンはもうご存知だと思うので、ここではおまとめローンについて書いていきます。
各銀行や消費者金融でおまとめローンを申し込むことで、複数の借金を申し込んだ会社に1本化することができます。
銀行系おまとめローンは金利は低いが、アルバイトでは利用できないなど審査に通りにくいです。
消費者金融系おまとめローンは銀行系よりも金利が高いが、審査に通りやすいという面を持ちます。
学生でアルバイトをしていて複数から借金をしている人は銀行系のおまとめローンはまず通らないので、消費者金融系おまとめローンをおすすめします。
借金をまとめる際に調べておきたいリスク
返済期間が長くなってしまい、逆に返済額が多くなってしまう場合があります。月々の返済額が少なくなり金利が安くなるというメリットがある一方、その分返済期間が延びて利息が増えてしまう可能性があります。
金利が低く月々の返済額が少なくなったからと言って借金自体がなくなったわけではありません。借金をまとめたことにより借金が減ったと勘違いしてまた新たな借金を増やしてしまう人もいるので要注意です。
どんな場合は借金をまとめたほうが良い?
キャッシュカードや消費者金融での借金をするとき、最初は「このくらいなら返せるだろう」という思いで借りる人が多いですが、いつの間にか気づかないうちに返せなくなっていき最終的に多重債務者になっているというケースが世間をまだ知らない大学生や20代前半の若者に多いです。
借金を返すために借金をしていてはいつまでたっても返せません。その場しのぎで今月をしのいだとしてもいつの日か首が回らなくなる日が絶対に来ます。そうなる前におまとめローンで借金を1本化しきちんと現在の借入額を把握し返済に向けて道筋を立てていく必要があります。
借入先を1つに絞ることで実際の返済額が減り金銭的負担が軽減し、返済日が減ることで精神的負担も減らすことができます。
- 複数から借金をしている
- 返済日が多くて忘れそうになる
- 毎月の返済がつらい
という人はおまとめローンを検討して金銭的、精神的負担を減らしていく必要があります。
「まとめるのも反対、でも返せない」時に
借金を1本化するのは嫌、または、社会的信用の低い大学生や入社したての新入社員だと厳しい審査のおまとめローンに通らない可能性があります。
そんな時は弁護士に相談しましょう。1人で考えて答えが出ない、借金の相談をする人がいないという時は1度専門家に相談してみるのも1つの手です。
弁護士に相談して「任意整理」や「自己破産」などの債務整理をすることで借金を減らしたり、借金そのものをなくすことができる可能性があります。
しかし、債務整理には5年間新たな借金をすることができないというデメリットがあるので本当に困ったとき、どうしようもなくなった時に利用しましょう。