「証券口座を開設したいけど、SBI証券とLINE証券で迷っている」「どの証券会社がいいのかわからない」と悩んでいませんか。
これから投資で稼いでいくためにも、口座開設する証券会社選びは慎重になってしまいますよね。
この記事では、SBI証券とLINE証券の特徴を比較し、それぞれメリット・デメリットを紹介していくので、あなたの証券会社選びに役立ててくださいね。
(アイキャッチ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/24343257)
SBI証券とLINE証券の詳細比較
SBI証券とLINE証券では取り扱っている商品群や銘柄の種類・数が異なります。SBI証券とLINE証券を比較した表は次の通りです。
【比較】SBI証券とLINE証券の詳細 | ||
会社名 | SBI証券 | LINE証券 |
口座数 | 840万超(2022年3月時点) | 100万超(2021年10月時点) |
外国株の数 | 9か国 | なし |
IPO(新規公開株)実績(2021年) | 117銘柄 | 11銘柄 |
投資信託の銘柄数 | 2659本(2022年9月20日時点) | 33本 |
つみたてNISAの銘柄数 | 184銘柄(2022年9月20日時点) | 9銘柄 |
手数料の安さ | ◎ | 〇 |
アプリの使いやすさ | △ | 〇 |
キャンペーンの豊富さ | 〇 | ◎ |
対応しているポイントサービス | Tポイント、Pontaポイント、dポイント、Vポイント | LINEポイント |
自分に合った証券会社選びには、それぞれの証券会社が持つ強みや弱みを理解しておく必要があります。
次の項目から、SBI証券とLINE証券のメリット・デメリットをそれぞれ紹介していきますので、参考にしてみてください。
SBI証券のメリット3つ
SBI証券は、「顧客中心主義」を理念に掲げ1999年10月からインターネット取引を開始したネット証券です。業界屈指の銘柄数と手数料の安さで、国内株式個人取引シェアNo.1を誇っています。
SBI証券を利用した際に得られるメリットは次の3つです。それぞれ説明していきますね。
- 商品群が豊富
- 手数料が安い
- 対応しているポイントサービスが多い
商品群が豊富
SBI証券の一番の強みは商品群の豊富さと言えます。SBI証券が取り扱っている商品の一覧は次の通りです。
- 国内株式(現物取引、信用取引、IPO、単元未満株(S株)など)
- 外国株式(9か国:米国株式、中国株式、韓国株式、ロシア株式、ベトナム株式、インドネシア株式、シンガポール株式、タイ株式、マレーシア株式)
- 投資信託
- 外貨建MMF
- SBIラップ
- 債券
- FX(外国為替保証金取引)
- 先物・オプション
- CFD(くりっく株365)
- 金・銀・プラチナ
- 保険
- iDeCo(個人型確定拠出年金)
- NISA
- つみたてNISA
- ジュニアNISA
業界でもトップクラスの多さで、他の証券会社で口座を作らずともSBI証券の口座だけで多種の投資をすることが可能です。
様々な金融商品を取引してみたいという人も満足できる商品群になっています。
手数料が安い
SBI証券は手数料の安さも強みの一つです。SBI証券の国内株式手数料は「スタンダードプラン」と「アクティブプラン」の2種類のプランがあります。
- スタンダードプラン…1約定の代金に手数料がかかるプラン
- アクティブプラン…1日の約定代金合計額に応じて手数料がかかるプラン
アクティブプランなら、約定回数に関係なく1日合計100万円まで国内株式手数料が無料です。
国内株式手数料は「国内株式現物手数料」「国内株式制度信用取引」「国内株式一般信用取引」の3種類の約定代金合計額が別々に計算されるので、うまく利用すれば1日に最大300万円まで手数料が無料になりますよ。
また2021年からは、25歳以下までなら国内株式現物手数料が完全無料になるキャンペーンが行われているので、25歳以下の人ならよりお得に利用できます。
対応しているポイントサービスが多い
SBI証券では、次の4種のポイントサービスに対応しています。
- Tポイント
- Pontaポイント
- dポイント
- Vポイント(三井住友カード)
新規口座開設や国内株式・投資信託の購入などにより、Tポイント・Pontaポイント・dポイントの中から1つ選んでポイントを貯めることができます。
貯まったTポイントやPontaポイントは投資信託の買付に使用することも可能です。
また、三井住友カードで投資信託の積立投資をクレジットカード決済すると、最大2%のVポイントを貯めることができます。
このように、4種の中からあなたがよく使うポイントサービスを選んで、投資と共にポイントを貯められますよ。
SBI証券のデメリット2つ
SBI証券のデメリットは次の2つです。それぞれ説明していきます。
- デモ取引がない
- 国内株と米国株のアプリが別
デモ取引がない
SBI証券には仮想通貨を使った取引シュミレーションができるデモ取引がありません。練習なしで取引することになるので、初めて投資をする人は不安になると思います。
ただSBI証券では1株数百円から投資できる単元未満株(S株)の購入やクレジットカードで100円から積立投資が可能です。不安な人は少額投資から始めるのがおすすめですよ。
国内株と米国株のアプリが別
SBI証券では国内株と米国株のアプリが別になっています。国内株も米国株も投資をするという人はアプリを2つ入れないといけないので面倒に感じるかもしれません。
しかしアプリが別になっているということは、それぞれの株式に特化したデータやニュースを見ることができるという利点もあります。
詳しい情報を見て投資をしたいという場合、有意義にアプリを利用することができるでしょう。
LINE証券のメリット3つ
LINE証券は「LINE Financial」と野村證券の親会社である「野村ホールディングス」が共同で開発したスマホ投資サービスです。
商品群や銘柄数は少ないものの、LINEアプリから手軽に投資をすることができます。
LINE証券を利用した際に得られるメリットは主に次の3つです。それぞれ説明していきますね。
- 初心者でも始めやすい
- LINEポイントで投資ができる
- キャンペーンが多い
初心者でも始めやすい
LINE証券は、シンプルな設計や大きな文字などスマホで操作しやすいデザインになっていて、初めて投資をする人でもスマホで簡単に投資をすることができます。
LINEアプリだけで投資ができるので、複数のアプリを入れてスマホの容量を圧迫する心配もありません。
また、LINE証券は単元未満株(S株)サービス「いちかぶ」があるので、1株からの投資が可能です。数百円だけで1株を購入できるので、初心者でも少額投資から始められて安心ですね。
LINEポイントで投資ができる
LINE証券ではLINEポイントを投資に使用することができます。「1ポイント=1円」で株式や投資信託などの購入代金やつみたて投資にポイントを使用することが可能です。
LINE証券はLINEポイントが貯まりやすいので、LINEポイントが貯まれば現金を使わず投資することもできます。
また、LINE Payでの入出金も可能です。LINE Payを利用する場合、入出金の手数料は無料になるのも魅力の一つですよ。
キャンペーンが多い
キャンペーンやタイムセールイベントが多いのもLINE証券の強みの一つです。キャンペーンに参加すると、LINEポイントや株購入に使える現金を受け取ることができます。
2022年9月時点で行われているキャンペーンの中で、おすすめの3つが次の通りです。
おすすめのキャンペーン3選(2022年9月時点) | |
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LINE証券 初株チャンス |
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LINE CFD 商品デビュー応援キャンペーン | CFD口座開設+対象商品のCFDを1回以上取引すると現金1,000円プレゼント。 |
LINE証券 友だち招待プログラム |
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上記のキャンペーンは期限がない(2022年9月20日時点)ので、今すぐキャンペーンに参加して特典を受け取ることも可能ですよ。
他にもキャンペーンは実施されているので、詳しく知りたい人はLINE証券の公式サイトをチェックしてみてくださいね。
LINE証券のデメリット2つ
LINE証券のデメリットは次の2つです。それぞれ説明していきます。
- 外国株がない
- 取引できる銘柄数が少ない
外国株がない
LINE証券では外国株を取り扱っていません。そのため外国株に投資したいという人は、他の証券会社で外国株用の口座を作って投資をしましょう。
そもそもLINE証券が取り扱っている商品は他の証券会社より少なめです。
2021年にiDeCo、2022年からはつみたてNISAの取り扱いを開始し少しずつ取扱商品が増えているので、今後外国株が追加される可能性に期待ですね。
取引できる銘柄数が少ない
LINE証券の銘柄数は他の証券会社より少なく、年々増加はしていますが未だに大手の半数未満の銘柄数に留まっています。
特に投資信託は大手証券会社が1,000~2,500本あるのに対しLINE証券は33本、IPO(新規公開株)の銘柄数も2021年は11銘柄と少ないため、不満に感じる人もいるかもしれません。
投資信託やIPOの投資をしたい人は、投資信託・IPO共にトップクラスの銘柄数を持つSBI証券も利用するのがおすすめですよ。
SBI証券とLINE証券の比較まとめ
SBI証券とLINE証券についてメリットやデメリットを紹介してきました。最後にそれぞれの特徴をまとめます。
- 商品群が豊富
- 手数料が安い
- 対応しているポイントサービスが多い
- 初心者でも始めやすい
- LINEポイントで投資ができる
- キャンペーンが多い
特徴を比較してみると、SBI証券は多様な金融商品に投資をしたい人や手数料を抑えたい人、LINE証券はスマホで少額投資をしたい人やLINEポイントを有効に使いたい人に向いていると言えます。
口座開設は無料でできるので、ぜひ公式サイトからSBI証券やLINE証券の口座を開設してみてくださいね。