「スマホで楽にお金を管理したい」「便利でお得な銀行はないかな」そんなことを考えてはいませんか?
そんな方は『UI銀行』を検討してみてはいかがでしょうか。UI銀行は2022年1月に開業した、比較的新しいネット銀行です。
この記事ではUI銀行がどんな銀行なのか、その特徴などを紹介しています。この記事を読めば、UI銀行が自分のイメージに合う銀行なのかがわかるでしょう。
特徴だけでなく気になる点についても紹介していますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
(アイキャッチ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/5192687)
UI銀行ってどんな銀行?
UI銀行は「東京きらぼしフィナンシャルグループ」が2022年1月17日に設立した、インターネットに特化した銀行です。地方銀行である「きらぼし銀行」のグループ会社になります。
UI銀行のコンセプトは「ふやすのは、わたし資産」です。この「わたし資産」とは、どのようなものなのでしょうか。
UI銀行は「わたし資産」を「有形資産」であるお金と、健康・知識・人とのつながりなどの「無形資産」を合わせたものと定義しています。
「医療やエンターテイメントなど多方面と連携し、1人ひとりに必要な資産を作ることをサポートする」というのが、UI銀行の理念です。
UI銀行の「UI」ってどういう意味?
「UI銀行の読み方がわからない」という人もいるかもしれません。「UI」は、そのまま「ユーアイ」と読みます。
このUI銀行の「UI」には、どのような意味が込められているのでしょうか。
UIのUはあなた(U=You)で、UIのIは私(I)を表しています。UIはあなたと私で「私たち」という意味です。
UI銀行という名称は、「人と人とのつながりを大切にし、思いをつないでいきたい」という気持ちが込められています。
UI銀行の魅力がわかる5つの特徴
ここからは、UI銀行の特徴について5つ紹介します。その5つとは以下のとおりです。
- スマホで完結する
- 金利が高い
- 優遇サービスがある
- セキュリティが強い
- 家計簿アプリの連携に強い
UI銀行はスマホアプリを利用することを基本としています。そのためUI銀行の特徴は、スマホに特化したものが多くなっています。
ライフプランなどの相談については、対面でも可能です。その辺りも後ほど説明していますので、次の章から特徴を1つずつ見ていきましょう。
特徴① UI銀行はスマホで完結する
UI銀行の特徴の1つ目は「スマホで完結する」です。UI銀行は、スマホアプリから口座開設や預金管理ができます。
今までの銀行は、口座開設には紙の書類を必要としていたでしょう。UI銀行は、スマホだけで手続きを完結することができます。
「キャッシュカードはどうなるの?」と疑問に思った人もいるかもしれません。キャッシュカードは、任意で発行申請できるようになっています。
お金の入出金は「きらぼし銀行」と「セブン銀行」のATMで可能です。対面で相談したい場合は、「きらぼし銀行」の窓口に行くことで相談することができます。
特徴② UI銀行は金利が高い
UI銀行の特徴の2つ目は「金利が高い」です。UI銀行はオンラインに特化にすることで、金利の高く設定しています。
UI銀行の普通預金と定期預金の金利は、以下のようになっています。
金利 | |
普通預金 | 0.100% |
定期預金 (1・3・6ヶ月) |
0.120% |
定期預金 (1・2・3・5年) |
0.200% |
普通預金の金利について、他の銀行と比較してみましょう。住信SBIネット銀行と三菱UFJ銀行を例にあげて比較してみます。
普通預金金利 | 100万円を3年運用した 場合の利息(税引き後) |
|
UI銀行 | 0.100% | 2,393円 |
住信SBIネット銀行 | 0.001% | 25円 |
三菱UFJ銀行 | 0.001% | 25円 |
UI銀行の金利が圧倒的に高いのがわかりますね。次に定期預金について見てみましょう。
定期預金金利(3年) | 100万円を3年運用した 場合の利息(税引き後) |
|
UI銀行 | 0.200% | 4,786円 |
住信SBIネット銀行 | 0.020% | 479円 |
三菱UFJ銀行 | 0.002% | 48円 |
銀行によっては独自のサービスで金利を上げたりしているため、実際ここまでの差はないかもしれません。しかし、それを考慮してもUI銀行の金利は高い設定であると言えるでしょう。
預金の利息には20.315%の税金がかかるため、表では税引き後の金額を表記しています。税金の内訳は以下のようになっています。
- 所得税 15%
- 復興特別所得税 0.315%
- 地方税 5%
「復興特別所得税」は、東日本大震災からの復興のために課せられている税金です。2013年から2037年までの25年間、課せられることになっています。
特徴③ UI銀行には優遇サービスがある
UI銀行の特徴の3つ目は「優遇サービスがある」です。UI銀行には、手数料の優遇を受けられるステージ制度「UIプラス」があります。
「UIプラス」は総預金の1ヶ月平均残高に応じて、以下のようにステージ分けされています。
判定基準 | ATM手数料の 無料回数 |
他行宛振込手数料 無料回数 |
|
ステージ1 | 総預金の1ヶ月平均残高 が10万円未満 |
月1回 | 月2回 |
ステージ2 | 総預金の1ヶ月平均残高 が10万円以上 |
月3回 | 月5回 |
ステージ3 | 総預金の1ヶ月平均残高 が300万円以上 |
月7回 | 月7回 |
ステージ4 | 総預金の1ヶ月平均残高 が500万円以上 |
月15回 | 月15回 |
ステージ5 | ー | 月20回 | 月20回 |
口座開設日の当月および翌月は「ステージ2」が適用されます。当月の平均残高で決まったステージが翌々月に適用される仕組みです。
また、「きらぼし銀行」の口座も持っている場合は、表のステージが1つ繰り上がります。「ステージ5」は「ステージ4」の判定基準を満たし、かつ「きらぼし銀行」の口座も持っている人がなれるのです。
特徴④ UI銀行はセキュリティが強い
UI銀行の特徴の4つ目は「セキュリティが強い」です。スマホでお金の管理する場合、セキュリティはとても重要です。
UI銀行は、セキュリティに「ワンタイムパスワード」を使用しています。「ワンタイムパスワード」とは、60秒ごとに更新される一度だけ有効な使い捨てパスワードです。
「ワンタイムパスワード」を使用することで、不正送金被害などに遭うリスクは少なくなるでしょう。
「ワンタイムパスワード」を利用するためには、PIN番号という6桁の数字を事前に設定する必要があります。基本的にはアプリの表示に沿って操作すれば良いので、難しくはないでしょう。
特徴⑤ UI銀行は家計簿アプリの連携に強い
UI銀行の特徴の5つ目は「家計簿アプリの連携に強い」です。「お金は家計簿アプリで管理している」という人も多いのではないでしょうか。
UI銀行は、以下の家計簿アプリと連携しています。3つともユーザーからの評価が高く、利用者も多い家計簿アプリです。
- マネーフォワードME
- Zaim
- MoneyTree
家計簿アプリには、「複数銀行の残高が把握できる」「収入や支出が簡単に管理できる」などのメリットがあります。
家計簿アプリとの連携することで、お金の管理がとても楽になります。スマホでお金を管理したい人にとって、家計簿アプリは必須のものと言えるでしょう。
UI銀行のちょっと気になる点
ここまで5つの特徴を紹介してきましたが、UI銀行には気になる点もあります。ここでは、UI銀行の気になる点について3つあげたいと思います。
- ATMの入出金にはキャッシュカードが必要
- 対面相談の地域が限定的
- ステージの判定基準と適用時期がわかりづらい
ATMの入出金にはキャッシュカードが必要
UI銀行の特徴の1つ目で「スマホで完結する」と説明しました。しかしATMで入出金する場合は、キャッシュカードが必要になります。
キャッシュカードはスマホアプリから無料で発行申請することできます。しかし、最近はスマホアプリで入出金できる銀行もあるので、それができないのは残念です。
対面相談の地域が限定的
UI銀行の対面相談は、きらぼし銀行の店舗でできることになっています。しかし、きらぼし銀行の店舗はどこにあるのでしょうか。
きらぼし銀行の店舗の場所と店舗数は、以下のようになっています。
- 東京都 178店舗
- 神奈川県 50店舗
- 埼玉県 3店舗
- 千葉県 1店舗
きらぼし銀行は地方銀行なので仕方がないとも言えますが、店舗で相談できるのは首都圏の一部の人に限られるでしょう。参考までに言うと、オンライン面談も可能にはなっているようです。
ステージの判定基準と適用時期がわかりづらい
特徴の3つ目で「UIプラス」というステージ制度を説明しましたが、そのステージの判定基準と適用時期がわかりづらいです。
まず「総預金の1ヶ月平均残高」で判定されます。最終的にある残高ではないので注意が必要です。
その上、適用されるのは翌々月になります。利用する場合は、常に10万円を下回らないようにして「ステージ2」をキープすることをおすすめします。
まとめ:UI銀行で楽にお金を管理しよう
今回はUI銀行がどんな銀行か、その特徴などを紹介しました。まとめると、UI銀行は以下のような人におすすめです。
- スマホで楽にお金を管理したい人
- 金利が高い預金口座を利用したい人
例えば「すぐに使う予定はないが、出し入れできるようにしておきたいお金の預け先」などに、UI銀行は活用できるでしょう。
UI銀行はまだ新しい銀行なのでサービスも少なめですが、これから利便性は高まっていくと予想できます。
活用できるイメージができたら、ぜひアプリをダウンロードして口座を開設してみましょう。UI銀行を活用して、自分に合ったお金の管理方法を確立してください。