この記事では、「初心者が10万円を投資すべき先」を投資リスクレベル1から3までの3つと「他にも初心者が10万円で出来る投資」を3つご紹介します。
よく投資初心者の勘違いとして「大金が無いと投資が始められない」という物がありますが、それは大きな間違いです。
10万円あれば様々な投資に挑戦することが出来ます。ただいきなり初心者の方がリスクの高い投資先を選ぶと大きな失敗をする可能性が高いので、是非リスクレベルの低いものから試してみてください!
トップ画像出典:https://unsplash.com/photos/EMPZ7yRZoGw
初心者にオススメする10万円の投資先レベル1「個人向け国債」
最初にに初心者の方にオススメしたい10万円の投資先を、3つのリスクレベルに分けてご紹介したいと思います。
リスクレベルがもっとも低い、レベル1としてオススメしたいのは、「個人向け国債」になります。「個人向け国債」とは、国が個人に向けて発行している債券です。
「個人向け国債」が投資の中でも極めてリスクが低い1番の理由は、国が発行しているため「元本割れ」がないということで、これは財務省がHP等で強調している強みにもなります。
10万円で初心者でも出来る投資「個人向け国債」のメリット
「元本割れの心配が無い」ということ以外にも、「個人向け国債」を初心者の方にオススメする理由が2つあります。
1つ目のメリットは、国債は下限金利が0.05%と定められているということです。そのため、基本的に満期まで保有すればお金が増えて帰ってきます。
2つ目のメリットは、発行後1年以上経過していれば、もらえる利子は減りますが1万円単位での中途換金も可能ということです。
ですので、実際に投資してみて自身に合わないと思ったら満期を待たずに換金し、他の投資に回すこともできます!
初心者にオススメする10万円の投資先レベル2「投資信託」
次にオススメするのは、「投資信託(ファンド)」になります。「投資信託」は、「個人向け国債」と違い元本が保証されている金融商品ではありません。
「個人向け国債」よりはリスクレベルが高いためリスクレベル2としてご紹介します。「投資信託」とは、プロの投資家があなたを含めた様々な投資家からお金を集め、まとめて運用するという投資方法になります。
また「投資信託」は様々な投資対象に投資をしている商品のため、リスクヘッジの基本である分散投資が個人でも楽に行えるという強みがあります。そのため投資初心者の方にオススメです。
10万円で初心者でも出来る投資「投資信託」のメリット
分散投資が楽にできる以外にも「投資信託」を初心者の方にオススメする理由が2つあります。
1つ目のメリットは、プロの投資家があなたを含めた投資家たちのお金をまとめて運用するため、自分自身で管理する手間があまり無いということです。そのため、基本的に買った後は放置で問題ありません。
2つ目のメリットは、「投資信託」も株式のように毎日値段が変わるため、キャピタルゲイン(売買差益)を狙うことが出来るということです。
ただし、購入する「投資信託」によって運用方針が異なるため、自身にあった物を選ぶ必要があります。
初心者にオススメする10万円の投資先レベル3「株式投資」
最後に初心者の方にオススメなのは、「株式投資」になります。一般的に株を購入する時は「100株」からという決まりがあるため、始めるには大金が必要と思われがちです。
しかし、ミニ株(単元未満株)という証券会社が行っているサービスを利用すると、株を100株以下の単位で買うことが出来ます。そのため、10万円でも様々な株を買うことが出来ます。
注意点として、初心者の方がやりがちな、ひとつの銘柄に10万円全てを投資するということはオススメしません。ひとつの銘柄だけを買い、その銘柄が大暴落したら目も当てられません。
ですので、初心者の方が「株式投資」を行うのであれば、ミニ株の制度を使い幾つかの銘柄に分けて分散投資をすることをオススメします。
分散投資をすることで暴落時の値下がりリスクが分散され、初心者の方でも比較的安全に「株式投資」を行うことが出来ます。
10万円で初心者でも出来る投資「株式投資」のメリット
初心者の方にオススメする「ミニ株」を使った「株式投資」であっても、通常の「株式投資」同様株式投資の2つメリットを受けることができます。
1つ目のメリットは、株式の売却益によるリターンです。買った時よりも株価が高い時に売り、その差額が利益になるというものです。
2つ目のメリットは、配当金と株主優待が貰えるということです。配当金とは、企業が得た利益を株主に還元する時のお金のことです。株主優待とは、企業が自社のサービスを株主に提供するものです。
ただし、注意点として「配当金」と「株主優待」は、銘柄によっては無いので、購入する前に一度確認しましょう。
10万円で初心者でも出来るその他の投資①「FX」
ここからは、10万円あれば始められるが、リスクが少し高めなので最初のうちはあまりオススメしない他の投資法についてお話しします。
今後投資を行っていく上で様々な選択肢を持っておけるように自身の行う投資以外も軽く知っておくことは重要です。なので前住した投資以外についても知識だけは入れておきましょう。
「FX」も投資資金が少額でも始められる投資の1つです。「FX」とは、円とドルやドルとユーロなどの通貨同士を交換し、そこに発生する為替レートの差異から利益を得る投資方法です。
また、「FX」ではレバレッジという実際に自身がもつ証拠金より多くのお金で取引することが出来る機能があるため、少額から始めることができます。
ちなみに、日本国内FX業者を使う場合、最高で25倍までのレバレッジをかけることが出来ます。
10万円で初心者でも出来るその他の投資②「不動産投資信託」
「不動産投資信託(REIT)」というのは、不動産を運用する金融商品になります。
こちらは、「投資信託(ファンド)」の不動産版になるようなイメージです。投資家から集めたお金を、プロが不動産へ投資し、そこからの家賃収入等をを皆さんに還元する投資となります。
この「不動産投資信託」も10万円程あれば、始めることが出来る投資になるので、不動産投資に興味がある方にはオススメです。
10万円で初心者でも出来るその他の投資③「個人向け社債」
「個人向け社債」とは、「個人向け国債」の企業版です。国ではなく企業が個人投資家からお金を借りるために発行している債券になります。
基本的に国債との大きな違いはありませんが、国ではなく企業が発行しているものになるので、企業の「倒産リスク」があります。その分国債よりは利回りが良くなっています。
10万円程で買えるものもありますので、国債よりは利回りが欲しいけど、株式ほどのリスクを犯したくない方にはオススメです。
最後に
この記事では、「初心者が10万円を投資すべき先」を投資リスクレベル1から3までの3つと「他にも初心者が10万円で出来る投資」を3つご紹介しました。
10万円で様々な投資にチャレンジ出来ることが分かって頂けたかと思います。ただ初心者の方が10万円で投資を始めるなら、「個人向け国債」「投資信託」「ミニ株を使った株式投資」の3つの中から始めるべきです!
なぜなら投資に慣れていない初心者の方がいきなりリスクの高い投資から始めると大きな失敗をする可能性が高いからです。
一言で投資と言っても、リスクの大きいものから小さいものまで様々な物があるので、是非あなた自身の投資スタイルに合ったものに挑戦してみてください!最後まで読んでいただきありがとうございました。