格安スマホは、電波が悪い・新作スマホがないなどのイメージがありますが、とても節約効果があります。
もしも、普段使いしているスマホ料金に不満があるのなら、格安スマホを検討してみましょう。
この記事を読むと、節約するための一歩として、格安スマホに乗り換えをお勧めする理由や、様々な格安スマホ会社のそれぞれの良さ、高額な端末代をさらに安くする方法が分かります。
では、早速、節約のために格安スマホをお勧めする理由について書いていきます。ぜひ、最後まで読んでみてください。
(アイキャッチ画像出典:https://cdn.pixabay.com/photo/2014/08/05/10/27/iphone-410311_1280.jpg)
節約の鉄則は固定費の見直しから
まず、出費には、固定費と変動費の2パターンがあります。変動費は、毎月の食費や交際費のことで、いざ節約しようにも出費を抑えることが難しいのです。
そこで、毎月一定の出費となる固定費を抑えることが、節約の近道と言えます。固定費の例は、携帯料金や家賃、保険代などが挙げられます。
固定費の中でも、比較的すぐに契約を変えることができるものが、携帯料金です。記事の最後には、すぐに携帯電話を変更できない人のための節約方法も書いているので、最後まで読んでみてください。
そもそも格安スマホってなに?
MVNOと呼ばれる会社が、通信事業者のネットワークを借りて提供している通信サービスです。MVNOが提供している「SIMカード」を、適合可能なスマホ端末に挿入したものを「格安スマホ」と呼びます。
MVNOは、「Mobile Virtual Network Operator」の略称で、日本語では「仮想移動体通信事業者」です。
大手携帯電話会社から通信回線を借り受け、通信サービス料金の安い「格安SIM」を提供している事業者のことを指します。
上記で説明した通り、格安スマホ会社は、通信事業者からネットワークを借りていることによって、事業が成り立っています。
大手キャリアとは違う点は、実店舗がほとんどないことや、広告にお金を掛けていないことです。それらによって、携帯料金が安くなっているのです。
格安スマホのメリット
ここからは、大手キャリアから格安スマホに乗り換えるメリットを3つ紹介していきます。
圧倒的に携帯料金が安い
格安スマホに変える1番の理由はここにあります。毎月にかかる平均の携帯料金は2,000円前後とされています。
大手キャリアの平均の携帯料金は、8,000円前後と言われているので、大手キャリアと比べると6,000円近くも安くなります。
こちらのスマートフォンの料金プラン比較ができるサイトからプラン料金の比較が行えます。
1ヶ月6,000円の節約ができると考えると年間で約7万円も節約ができるので、とても大きいですよね。
携帯のプランがシンプル
大手キャリアの携帯電話を契約する際に、様々なオプションの勧誘を受けたことはありませんか?
中には、何となく勧められたオプションに加入している方や、お勧めされた料金プランにしている方も多いのではないでしょうか。
しかし、格安スマホには、追加のオプションがほとんど付かず、プランもシンプルな場合がほとんどです。
その為、月額〇〇〇〇円!とはっきりした金額で毎月利用できます。固定費が一目で把握できるので、節約効果が絶大です。
今までの携帯電話の番号が引き継げる
格安スマホの契約には、現在使用している電話番号を引き継ぐMNPに対応していることが多く、番号が変わることはほとんどありません。
ただし、一部の格安スマホには、MNPに対応していないものもあります。その場合は、IP電話というインターネット回線を使用した電話番号を使用しないといけない為、事前に確認することが必要になります。
今回紹介している格安スマホ会社は、MNPに対応しているので、安心して検討してみてください。
格安スマホのデメリット
次に、大手キャリアから格安スマホに乗り換える際のデメリットを紹介します。
現状、パケットの上限が低い
格安スマホのパケット上限の主流容量は3GBが多く、一般の大手キャリアのパケット上限の7GBに比べると、不便に感じることが多くなるかもしれません。
しかし、一部の格安スマホ会社では、10GB以上の大容量のパケット上限のプランも出てきていて、大手キャリアとの価格戦争が始まることが予測できます。
ただし、今後、格安スマホでも大容量パケットが主流になれば、デメリットではなくなりますね。
キャリアのメールアドレスが使えない
ドコモの「docomo.ne.jp」、ソフトバンクの「softbank.ne.jp」、auの「ezweb.ne.jp」がキャリアメールと呼ばれるものです。
これらのキャリアメールが使えないので、Gmailや、ヤフーメールの無料メールサービスを利用することになります。
ですが、私は、現在キャリアのメールアドレスが使えなくなってGmailを利用していますが、不便と感じたことは1度もないです。
その理由は、多くの方がSNSで連絡を取り合うようになっているので、キャリアのメールアドレスの需要性が低くなっているからと考えています。
場所や時間帯によっては通信速度が遅くなる
通勤・通学時間や昼休み、帰宅時間の時間帯は電波が混み合う為、速度が遅く感じられる場合があります。次の目次で詳しく解説していきます。
その為、自宅や職場、その他wi-fi環境が整っている場所で使用することが多い人に向いていると言えますね。
気になる格安スマホの通信品質
大手キャリアの携帯から変える前に知っておきたいことは、格安スマホの通信品質ですよね。安くても通信が遅くてストレスになるなら、大手キャリアの安定の通信品質がいいと思う方もいらっしゃいます。
実際の口コミを見てみると、「格安スマホの通信品質は一部の時間帯を除けば全く気にならない」という意見がとても多かったです。
気になると言われている時間帯は通勤・通学時間、昼休み、帰宅時間が多く挙げられています。
ですが、乗り換えた際の安さを考えると、Wi-Fi環境が整っている環境で過ごす方や、速度の遅くなる際に気にならない方にはとてもおすすめと言えます。
満足度の高い節約ができる格安スマホ会社はここ!
ここからは、格安スマホのおすすめ会社を紹介します。格安スマホ会社を比較するにあたって、評価基準にしたのは以下の4点です。
これらを比較し、総合的に評価が良い格安スマホ会社を3つに厳選しました。
- 月額料金の安さ
- 通信速度の安定さ
- オプションやサービスの充実さ
- 利用者数の多さ
1位 Y!mobile
Y!mobileはソフトバンクグループの子会社が提供している格安SIMです。Yahoo!プレミアムのサービスが使えることと、国内通話が10分以内ならかけ放題なことが人気となっています。
更に、他の格安スマホと比べて断トツに高速通信が可能なエリアが広く、電波が安定しています。ただし、Y!mobileは余ったデータ容量が次月に持ち越せないことがデメリットとして挙げられます。
実店舗も多くある為、格安スマホ初心者には安心して乗り換えや問い合わせができるのではないでしょうか。では、Y!mobileの3つのプランを見てみましょう。
データ容量 | 月額料金(初月・8ヶ月以降) | 月額料金(2~7ヶ月目) | 通信容量超過時速度 | |
プランS | 4GB | 2,680円 | 1,980円 | 128Kbps |
プランM | 13GB | 3,680円 | 2,980円 | 1Mbps |
プランR | 17GB | 4,680円 | 3,980円 | 1Mbps |
現在、期間の縛りや、解約手数料がかからないので、初めての格安スマホを試す意味でY!mobileを契約してみても良いかもしれませんね。
2位 LINEモバイル
LINEモバイルは、アプリのLINE会社が提供している格安SIMです。LINEモバイルはLINEやTwitterなどの主要SNSのデータ通信量を消費しない「データフリー」のプランがあることが特徴です。
更に、当月のデータ通信量が余った際に、次月に繰越すことができる『データシェア』が、家族間だけではなく、LINEアプリでつながっている友達とも可能になっています。
LINEやSNSを普段使いする方には、とてもお勧めですが、あまりSNSを利用しない方には不向きかもしれません。最後に、LINEモバイルのベーシックプランとデータフリーオプションを紹介します。
ベーシックプラン | データ容量 | 月額基本料金 |
500MB | 600円 | |
3GB | 980円 | |
6GB | 1,700円 | |
12GB | 2,700円 |
データフリーオプション | 月額料金 | 利用できるサービス |
LINEデータフリー | 0円 | LINE |
SNSデータフリー | 280円 | LINE Twitter Facebook |
SNS音楽データフリー | 480円 | LINE Twitter Facebook Instagram LINE MUSIC、Spotify、AWA |
LINEモバイルの月額料金は上記のベーシックプラン+データフリーオプションの合計金額になるので、必要になるオプションがあれば是非、検討してみてくださいね。
3位 UQモバイル
UQモバイルは質と価格を比べても、大手キャリアと格安スマホの中間のクオリティになっています。その為、格安スマホ初心者にとっては、安定した電波を、値段を抑えて手に入れることができるのでお勧めです。
通常、格安スマホは、通信回線が込み合う時間の通信速度が遅くなってしまうことが問題になりますが、UQモバイルは速度が落ちることがなく使えると好評です。
では、そんなUQモバイルのデメリットは、通信回線がauの回線のみと言う点と、他の格安スマホより月額料金が高い点が挙げられます。では、月額料金を見てみましょう。
データ容量 | 月額料金 | 節約モード時の速度 | |
スマホプランS | 3GB | 1,980円 | 300Kbps |
スマホプランR | 10GB | 2,980円 | 1Mbps |
上記の節約モードに設定すると、設定している間の通信速度は落ちるものの、データ消費量が0になることが特徴です。また、データ容量は次月に繰り越すことができるのもプラスの点だと言えますね。
【お得に節約】格安スマホに乗り換えるタイミングがある!?
格安スマホはどこの会社も定期的にキャンペーンを行なっている為、狙っている会社のキャンペーンが行われているタイミングで乗り換えるのも良いですね。
現在、行われているキャンペーンを以下に書いていきたいと思います。
前述のランキングには入っていませんが、BIGLOBEもお得なキャンペーンを行なっていますので、是非、参考にしてみてください。
Y!mobile |
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LINEモバイル |
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BIGLOBEモバイル |
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さらに端末代を節約できる裏技!
どうせ格安スマホにするならなるべくお得に乗り換えたいですね。プランの決まっている月々の携帯料金を安くする方法はありませんが、端末の料金を下げることや還元ポイントで少しでも安くできます!
その為には、実店舗ではなく、ポイントがつく家電量販店や、ネット販売がお勧めです。実際に私は、家電量販店で携帯電話を変えた際に、1万円分以上のポイントが還元されたことがあるので、ポイントは侮れません。
ネット販売は基本的に店頭に比べて本体価格が安く、店舗へ向かう時間やお金も節約でき、一石二鳥と言えます。
しかし、ネット販売で機種を購入するにもデメリットはあります。それは、実機での携帯本体の確認ができないことや、トラブルが起きた際に店舗で相談がしづらい点です。
【今すぐできる】格安スマホに乗り換える前にできる節約
ここまで、格安スマホについて紹介してきましたが、契約の関係で変更ができない方に、今すぐにできる、携帯料金の節約術について2つ紹介します。
1つ目は、不要なオプションの解約です。例えば、コンテンツ系のサービスや、携帯の保証サービスが挙げられます。契約の際に、機種代を安くできると、加入を勧められた方もいるのではないでしょうか。
2つ目は、パケットの上限を下げるプランを検討する。毎月、パケット上限まで使わない人は、毎月の通信費を抑えるためにもプランの見直しを検討してみてくださいね。
Wi-Fi環境がある方はできるだけWi-Fiを利用するだけで、毎月のパケットに余裕が生まれる可能性があります。
格安スマホで節約 まとめ
格安スマホが誕生してから、確実に制度やプランが良くなっていて、この記事を読んで格安スマホの良さに気付いた方もいるのではないでしょうか。
やはり、節約の一歩として、固定費、つまり携帯料金を見直すことはとても大切になってきます。毎月の支払いが2,000~3,000円になるだけでかなり家計に余裕が生まれますね。
毎月行われるキャンペーンを加味して自分の使い方に合った格安スマホを選んでみてくださいね。最後まで読んでくださりありがとうございました。