車のオイル交換はメンテナンスに欠かせませんが、節約を考えると出費がつらいと感じる人もいるでしょう。少しでもオイル交換をお得にできたら嬉しいですよね。
そこで、この記事ではオイル交換の節約方法について紹介します。オイル交換ができるお店の料金相場や、オイル交換がお得になる会員サービスなども紹介していますので、参考にしてくださいね。
また、自分でオイル交換をする方法も紹介しています。初期費用や手間がかかりますが、長い目で見れば自分で行うほうがお得なので、作業が苦ではない人は試してみてください。
(トップ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/934673?title=車のローン4)
やりすぎな節約は余計に高くつく!オイル交換の重要性
車の維持費は安いものではないので、できれば節約したいですよね。ただ、節約を意識するあまりに車のメンテナンスを怠ると、車の不具合につながってしまいます。
オイル交換も、車の調子を整えるためにとても大事なメンテナンスです。オイルが少なかったり、汚れていたりすると、エンジンに負荷がかかります。
エンジンを交換すると場合によっては100万円ほどかかることもあるので、注意が必要です。
車が動くからといってオイル交換をしないでいると、車の寿命が縮まってしまいますし、事故の原因になります。メンテナンスは、怠らずにしっかり行ってくださいね。
オイル交換にかかる費用の目安
オイル交換は、走行距離3,000~5,000kmにつき1回もしくは、6ヶ月に1回行うようにしましょう。走行距離が長くなければ年に2回行うことになります。
また、エレメントの交換は1万kmで1回、もしくは1年に1回行います。つまり、走行距離が一般的な場合は、1年でオイル交換が2回、エレメント交換が1回必要です。
エレメントとは、エンジンオイルをろ過するフィルターのようなもので、エンジンフィルターと呼ばれることもあります。エレメントが汚れていると、オイルが汚れやすくなってしまいます。
費用に関しては、使うオイルややってもらうお店によって異なりますが、オイル交換が2,000〜6,000円、エレメント交換が1,500〜3,000円ほどです。
- オイル交換:1回2,500〜6,000円×2回=4,000〜12,000円
- エレメント交換:1回1,500〜3,000円
- 合計(1年間にかかる費用):5,500〜15,000円
- (オイル・エレメント代と工賃込み)
ちなみに、オイル交換にかかる時間は15分ほど、エレメント交換にかかる時間も15分ほどです。ただし、この15分は最低時間であって、お店の混雑状況によってかかる時間は異なります。
オイル交換ができる店は?節約するならカー用品店がおすすめ!
オイル交換をしてくれる代表的なお店は3種類あり、それぞれ工賃の相場や仕上がりの丁寧さなどに違いがあります。
- ガソリンスタンド…価格は安いが、担当者によって仕上がりに差があり、安全性に不安が残る。
- 料金目安:3,000〜6,000円(工賃相場1,000〜2,000円)
- ディーラー…車を購入したディーラーだと割引があることもあるが基本的に高い。仕上がりが丁寧。
- 料金目安:3,000〜10,000円
- カー用品店…価格が安く、仕上がりは中間くらい。ばらつきがないので利用しやすい。
- 料金目安:2,500〜4,500円(工賃相場500円〜)
ディーラーはエンジンオイルが高品質で、専門知識のある人が作業を行うので仕上がりはとても良いですが、価格が高いので節約には向きません。
ガソリンスタンドは身近にあるので利用しやすいですが、知識のないアルバイトが担当することもあるため、安全性に不安が残ります。
それぞれ特徴は異なりますが、価格や仕上がりにばらつきの少ないカー用品店が一番利用しやすいです。次章からは、代表的なカー用品店2つのオイル交換について紹介します。
オイル交換ができる店①オートバックス
オートバックスでオイル交換をしてもらうことができます。工賃は、オイル交換もエレメント交換も550円です。
新しいエンジンオイルとエレメントは、別途で購入が必要です。車種によって合うものが違うので、わからない人はお店の人に聞いて購入すると良いでしょう。
また、メンテナンスカードに入会しておくと、オイル交換などの工賃が無料になります。オイル交換だけでなく、ワイパーやバッテリー交換の工賃も無料になるので、車のメンテナンス費用が大きく節約できますよ!
メンテナンスカードは、入会金が1,100円、更新料が550円です。それぞれ車一台につきかかります。
- 社名:株式会社オートバックスセブン
- 住所:東京都江東区豊洲五丁目6番52号(NBF豊洲キャナルフロント)
- 営業時間:店舗による
- 電話番号:0120-454-771(お客様相談センター)
- 料金:【オイル交換】550円【エレメント交換】550円
- 会員:【年会費】無料【入会金】車一台につき1,100円【更新料】車一台につき550円
オイル交換ができる店②イエローハット
イエローハットでも、オイル交換をすることができます。イエローハットの会員になると、オイル交換やエレメント交換の工賃が無料になるので、よく利用する人は会員になるのがお勧めです。
会員は年会費無料で、入会金が1,050円と車一台につき更新料が525円かかります。イエローハットのオイル交換は、1回500円〜、エレメント交換は1回700円〜です。
通常通り、オイル交換を年に2回、エレメント交換を年1回行えば、元が取れますよ。2年目以降は更新料のみなので、1回のオイル交換で元が取れますよ。
オイル交換とエレメント交換の料金はどちらも工賃のみの金額です。これ以外に、エンジンオイルとエレメントを購入する必要があります。
- 社名:株式会社イエローハット
- 住所:東京都千代田区岩本町1-7-4 イエローハット本社ビル
- 営業時間:店舗による
- 電話番号:03(6866)1680(本社)
- 料金:【オイル交換】500円【エレメント交換】700円(会員なら無料)
- 会員:【年会費】無料【入会金】1,050円【更新料】車一台につき525円
節約するならオイル交換が安いお店を探そう!
ここまで紹介したように、カー用品店のオイル交換は、システムの違いはありますが料金が大幅に変わるわけではありません。結果的に、家から通いやすいところに行くことになるでしょう。
記憶を頼りにお店を探すのも良いですが、timy(タイミー)というサイトを使えば、自宅に近いお店を一括で確認することができます。
利用したいお店が見つかったら、そのままウェブ予約することも可能です。予約なしでもオイル交換できますが、予約をしておいた方がスムーズに作業が進みますよ。
タイミーは誰でも無料で利用できるので、ぜひ、お店探しに活用してくださいね。
手間はかかるけど…オイル交換は自分でやると節約につながる
オイル交換はお店でやってもらうのが一般的ですが、自分で行うことも可能です。ただ、作業には道具が必要になりますし、オイルが体や服につくと汚れるので車好きでないと苦痛かもしれません。
ただ、自分でオイル交換をする場合は工賃がかからないので、長い目で見れば道具代の元をとることができますし、節約につながります。
「大変でも良いから節約したい」場合には自分で行うと良いでしょう。オイル交換とエレメント交換に必要な道具は以下の通りです。
- ジャッキ(車を持ち上げる道具)
- ジャッキスタンド(持ち上げた車を固定する道具)
- メガネレンチ(工具)
- オイル受け
- オイル廃棄容器
- 耐油グローブ
- ウエス(油をふく布きれ)
- パッキン(ボルトにつける)
- オイルジョッキ(車にオイルを注ぐための容器)
- エンジンオイル
- 耐油グローブ
- ウエス
必要な道具が多いので最初は揃えるのに大変かもしれません。とは言え、一度道具を揃えてしまえば、エンジンオイルだけその都度購入すればOKです。
エレメントも交換する場合は、上記に加えてエレメント、工具(車種によって異なる)も必要となります。
エンジンオイルやエレメントはネットで買う方が安いので、ネットで購入するようにすると節約になりますよ。
節約のために!自分でオイル交換をする方法
オイル交換を自分でやる手順を紹介します。一般的なオイル交換の大まかな手順は以下のとおりです。
- 車をジャッキアップする(持ち上げる)
- オイル受けをセットしてドレンボルトを外す
- オイルを最後まで出し切る
- ボルトを閉める
- 上から新しいエンジンオイルを注ぐ
- エンジンをかけて数分放置
- オイルゲージで油量を確認する
オイル交換は、安全を考慮して広い場所で行うようにしてください。初めて行うときには、オイル交換のできる人に教わりながらやると良いでしょう。
エレメントを交換する場合は、古いエンジンオイルを出し切ったところで交換します。オイル交換とエレメント交換の詳しいやり方は、下記の動画を参考にしてみてください。
車をあまり使わないなら手放した方が節約につながる
車はオイル交換だけでなく、保険料や駐車場代、車検代など多くの維持費がかかります。年に数回しか乗らない場合には、思い切って車を手放すことも検討してみましょう。
手放した後にどうしても車が必要な時は、レンタカーを利用すれば良いのです。車を年間どれくらい使っているのかを考え、仮にレンタカーを利用したらいくらくらいになるのか計算してみましょう。
レンタカー利用料が車の維持費よりも安い場合は、車を手放してしまった方が節約になりますよ。
オイル交換の節約方法 まとめ
オイル交換で節約する方法について紹介しました。オイル交換ができるお店はいくつかありますが、価格と仕上がりを考慮すると、カー用品店がおすすめです。
カー用品店はお店によって料金体系が異なりますが、工賃が無料になるお得な会員サービスがあることがほとんどです。お店によっては、タイヤ交換などの工賃も無料になるので活用すると節約になりますよ。
加えて、自分でオイル交換をする方法も紹介しました。手間はかかりますが、長い目で見れば自分でする方がお得です。作業が苦にならない人や、どうしても節約したい人は自分でやってみると良いでしょう。