クレジットカードには『VISA』や『Mastercard』など様々なブランドがあります。「クレジットカードを作りたいけど、どのブランドで作ればいいの？」と迷う方も多いでしょう。
クレジットカードのブランドにはそれぞれの特徴があり、目的に合わないカードを選んでしまうと『思ってたのと違う…』という事態になってしまいます。
そんな事態を避けるため、この記事では世界で取引シェアの高い6大国際ブランドのメリット・デメリットを紹介していきます。
それぞれの特徴を捉えて、自身にあったブランドを見つけましょう！どうぞ最後までご覧ください！
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クレジットカードブランドの基礎知識
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クレジットカードのブランドとは『VISA』や『Mastercard』といった決済ネットワークのことです。
例えば、VISAブランドのクレジットカードであれば、VISAのネットワークに加盟している店舗で決済を行うことが出来ます。
この様に『VISA』や『Mastercard』といったブランドはクレジットカードそのものを指すのではないのです。
プロパーカードとはブランドが直接発行しているカードのこと。提携カードとはブランドと提携会社が協力して発行するカードのことです。
どちらも決済に利用可能なことは共通していますが、付帯特典やステータスが異なります。
一般的にプロパーカードの方がステータスは高くなります。ただ、全てのブランドがプロパーカードを発行しているわけではありません。
ステータスを求めてカードを決める場合は、プロパーカードを発行しているブランドを選んだ方が良いでしょう。
ここで言うステータスとは『社会的信用性』にあたります。クレジットカードの中には、審査に通って所有しているだけで社会的信用を得られるものがあるのです。
そして国際ブランドとは、加盟店であれば世界中で利用する事が出来るブランドです。決済だけでなく、クレジットカード優待や割引、付帯保険などによる保証も国内と同様に受ける事が可能となります。
今回は世界で使われている6大国際ブランドの概要を紹介していきます。
- VISA
- Mastercard
- JCB
- American Express
- Diners Club
- 銀聯（ユニオンペイ）
※７つめの国際ブランドとして『ディスカバーカード』を含む場合がありますが、日本では作る事が出来ないため、除外しています。
クレジットカード国際ブランド①VISA
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メリット
圧倒的な加盟店の多さを誇り、全世界5,000万店舗以上で利用する事が出来ます。
日本国内はもちろん海外でも利便性が高く、特にアメリカ方面に強い（加盟店が多い）と言われています。決済手段としての信頼性も高く、セキュリティに優れているブランドです。
とても使いやすいので、初めてクレジットカードを持つ方にはVISAをおすすめします。
デメリット
VISAは自社でカード発行を行っておらず、プロパーカードが存在しないのです。作りやすく、使いやすい分、ステータスはそれほど高くありません。
VISAブランドを検討する際にはこちらのページを参考にしてください。価格.com VISA一覧
クレジットカード国際ブランド②Mastercard
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メリット
世界的な使用範囲もVISAとほぼ変わらず、グローバルに使う事が出来ます。Mastercardは特にヨーロッパ方面に加盟店が多いので、VISAとの使い分けを考えるならその部分でしょう。
VISAとMastercardで世界的なシェアの８割を占めており、使いやすさで選ぶならこの２つのブランドで間違い無いと言えます。
デメリット
Mastercardも自社カードを発行しておらず、ステータス性についてはそれほど高くありません。
また、Mastercardが使える店舗はVISAが使えるケースが多いので、基本的にはVISAで事足りてしまいます。
Mastercardブランドを検討する際にはこちらのページを参考にしてください。価格.com Mastercard一覧
クレジットカード国際ブランド③JCB
出典：https://www.photo-ac.com/main/detail/220668?title=クレジットカード20次は日本で生まれた国際ブランドを紹介します。JCBは6大国際ブランドの中で唯一、日本発のブランドです。
メリット
VISAやMastercardと比べると世界全体で見た加盟店の数はやや劣りますが、日本国内なら大差はありません。
海外旅行における日本人向けのサポートが充実していることが特徴で、世界約60か所に設置された海外サービス窓口の『JCBプラザ』が利用可能です。
JCB加盟店の予約や観光に関する問い合わせをJCBプラザ・スタッフが日本語で受け付けてくれます。
また東京ディズニーランド、東京ディズニーシー、ユニバーサルスタジオジャパンの招待企画も毎年抽選で行われています。
デメリット
海外での使いやすさは、VISAやMastercardが上回ります。海外旅行をする際にJCBだけだと少し心許ないのも事実です。
JCBブランドを検討する際にはこちらのページを参考にしてください。価格.com JCBカード一覧
クレジットカード国際ブランド④AmericanExpress
出典：https://pixabay.com/ja/photos/クレジット-カード-2215792/American Express（通称アメックス）は国際ブランドの中でも１、２を争うステータスをもったブランドです。
メリット
アメックスを選ぶメリットは何と言ってもステータスです。アメックスを持つには独自の厳しい審査を通過する必要があり、それがカードを持つ人への信頼につながっているのです。
また、アメックスには基本的に年会費無料のカードは存在しません。この年会費を払えるという点もステータスを表す指標となっています。
現在はJCBと提携し、国内での加盟店が増えたことで使いやすさもに上がっています。
デメリット
先に述べた様にアメックスには年会費無料のカードは存在しません。スタンダードなものでも13,200円（税込）の年会費がかかります。
そのため、能動的に使っていかなければ年会費を高く感じてしまうかも知れません。
American Expressブランドを検討する際にはこちらのページを参考にしてください。提携カードも多数ありますが、ステータスを重視するならプロパーカードをお勧めします American Express公式HP
クレジットカード国際ブランド⑤Diners Club
出典：https://www.photo-ac.com/main/detail/337031?title=%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%82%B8%E3%83%83%E3%83%88%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%89Diners Clubは世界で初めて発行されたクレジットカードと言われ、AmericanExpressの様に高いステータスをもっています。
メリット
Diners Clubを所有するメリットもステータスにあります。
年会費無料のカードがないこともAmerican Expressと同様で、スタンダードなカードでも24,200円（税込）の年会費がかかります。
その分、食事やエンタメに関する優待が充実しているのが特徴で、会員限定のイベントなども開催されています。
日本国内でもJCBと提携し、利用できる範囲は広がっています。
デメリット
Diners Clubのデメリットは、やはり高額な年会費です。また、審査の基準は明らかにされていませんが、敷居が高く通りづらいとも言われています。
Diners Clubブランドを検討する際にはこちらのページを参考にしてください。Diners Club公式HP
クレジットカード国際ブランド⑥銀聯（ユニオンペイ）
出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/2270570?title=%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%82%B8%E3%83%83%E3%83%88%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%89%E3%81%A8%E5%8D%97%E4%BA%AC%E9%8C%A0%EF%BC%91最後は近年急成長を遂げて、国際ブランドの仲間入りを果たした銀聯です。
メリット
銀聯（ぎんれん）は中国中央銀行手動で作られた国際ブランドで英語表記では『Union pay』。中国で銀行口座を作ると必ず発行され、デビットカードの役割も果たします。
中国では非常に利便性の高いカードであり、中国へ留学や出張をするなら必須とも言われるほど流通しています。
中国国内だけでなく、中国人観光客の多いエリアで加盟店が増えており、日本でも約70万店で利用可能です。
デメリット
世界的に見ると使える地域はまだまだ限られています。中国に行く機会がないのならば、あえて銀聯を選ぶ必要はないでしょう。
銀聯ブランドを検討する際にはこちらのページを参考にしてください。価格.com 銀聯カード一覧
国際ブランドはどれを選べばいい？
出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/2659297?title=2%E6%8A%9E%E3%81%A7%E8%BF%B7%E3%81%86%E5%A5%B3%E6%80%A7６大国際ブランドを紹介してきました。まとめると、それぞれのカードに適した方は以下の様になります。
| VISA | クレジットカードを初めて作る方・アメリカに訪れる方 |
| Mastercard | クレジットカードを初めて作る方・ヨーロッパに訪れる方 |
| JCB | 国内で使う方・海外旅行時にサポートが必要な方 |
| AmericanExpress | ステータス重視の方 |
| Diners Club | ステータス重視の方・食事やエンタメが好きな方 |
| 銀聯 | 中国を訪れる方 |
まずは汎用性の高いVISA・Mastercardがおすすめです。しかし、必ずしもクレジットカードを１枚に絞る必要はありません。
２枚目以降に違うブランドを選べば、利用範囲や受けられるサービスも増えます。使い慣れてきたら、２枚目のサブカードを作るのも良いでしょう。
日本国内でも国際ブランドを選ぶべき？
出典：https://www.photo-ac.com/main/detail/332183?title=%E6%97%A5%E6%9C%AC国際ブランドは説明してきた通り、世界で利用できるカードです。
そんな風に考える方もいるかもしれません。しかしそれは誤解です。今や、日本国内でも国際ブランドと提携している店舗が圧倒的多数なのです。
つまり、VISAやMastercardなどの国際ブランドと、NICOSやオリコカードなどの国内ブランドでは、国際ブランドを利用できるお店の方が多いのです。
使いやすさを考えれば、国際ブランドにしておくのが妥当でしょう。
まとめ
クレジットカード６大国際ブランドのメリット・デメリット、ブランドの選び方について紹介してきました。
この様に、国際ブランド毎に特徴がありますので、それぞれの特徴を良く理解して自分にあったブランドを見つけましょう。
是非今回の記事を参考にして、ご自身の納得いくクレジットカード選びを実践してみてください。
貴方にピッタリのクレジットカードが見つかることを祈っております！
