「マネックス証券の手数料が知りたい」「マネックス証券の手数料はお得なのか」と気になっていませんか。
これから株式投資や資産運用を始める場合は、できるだけ「手数料がお得な証券会社を選びたい」ですよね。
そこで今回はマネックス証券の取引でかかる手数料の詳しい内容、メリットやデメリットを紹介します。
さらに、他証券会社と手数料を比較しているため、お得に運用できそうかどうか判断ができるでしょう。
最後まで読み進めて手数料内容を把握し、取引で損をする可能性を減らしましょう。ぜひ参考にしてください。
アイキャッチ画像出典:https://www.pexels.com/ja-jp/photo/6801874/
マネックス証券の取引にかかる手数料の種類
マネックス証券は取引内容によって手数料が発生するかどうかが決まり、取引に関わる手数料は下記の通りです。
- 国内株式取引(2種類のコース)
- 外国株式取引
- 投資信託
- 債券取引
- FXや暗号資産
- 先物・オプション取引
国内株取引は手数料のコースが分かれ、それぞれ手数料の金額も変わってきます。
また、同じ取引でも、買い付けは無料の場合でも売却時は有料だったり、条件によっては取引手数料が0円だったりと設定もさまざまです。
次に説明する、マネックス証券でかかる手数料のメリットから詳しく内容を見ていきましょう。
マネックス証券の手数料のメリット
取引内容の説明前に、まずはマネックス証券でかかる手数料のメリットを紹介いたします。お得に取引するためにも、下記3つを覚えておきましょう。
- 入出金と維持費が無料
- 手数料のキャッシュバックを受けられる
- 米国株と中国株の手数料が割安
入出金と維持費が無料
マネックス証券は入出金と維持費が無料です。入出金は、入金時の銀行振込や出金時の即時出金サービスは有料ですが、それ以外が全て無料で行えます。
維持費に関しては、口座管理料がかかる証券会社も存在しますが、マネックス証券は無料です。
口座を持っているだけで維持費がかかるのは避けたいため、マネックス証券でお得に取引を行いましょう。
手数料のキャッシュバックを受けられる
マネックス証券は手数料のキャッシュバックが受けられる、さまざまなキャンペーンを行っています。
期間限定だったり内容が変更したりするため、詳しい情報は公式サイトを確認してみましょう。お得に取引できるキャンペーンをチェックしてみてくださいね。
具体的には、初めて米国株取引や信用取引を行う場合の「取引デビューキャンペーン」や、家族友人紹介プランなどのキャンペーンです。したがって、初めての取引を応援する目的もあるため、手数料のキャッシュバックが受けられます。
米国株と中国株の手数料が割安
マネックス証券は、米国株と中国株の手数料が割安で取引できます。米国株に関しては取引手数料が最低0円からの設定や、為替手数料は買い付け時が無料です。
外国株は手数料がお得で、また取引銘柄数が豊富なため、あなたに合った銘柄を選んで割安に取引できるでしょう。詳しい外国株の内容は後ほど解説いたします。
マネックス証券の手数料のデメリット
マネックス証券は、国内株取引の一日定額手数料などが他社と比較すると割高です。そのため取り扱う約定金額によっては、マネックス証券だけ手数料がかかる場合が出てきます。
国内株や他証券会社との比較は後ほど詳しく説明いたしますので参考にしてくださいね。したがって、損をしないように割高に手数料がかかる取引には注意が必要です。
マネックス証には手数料が0円の取引がある
ここからはマネックス証券の取引内容について紹介いたします。まずは手数料が0円で取引ができる以下2つについて説明いたしますね。
- 投資信託や債券取引
- ワン株(単元未満株)の買付手数料
投資信託や債券取引
投資信託は、購入時申込手数料や引き落とし手数料など、全ての手数料が無料です。また、投資信託を持っていれば、ギフト券や他社のポイントサービスに交換可能な「マネックスポイント」が溜まります。
マネックス証券の債券取引は1万円程度の金額から購入できる債券を取り扱っており、手数料が発生せず取引が可能です。
しかし債券取引は外国株を取引するときに、各国の通貨ごとで為替手数料が発生するため、取引前に確認をしておきましょう。
ワン株(単元未満株)の買付手数料
マネックス証券は1株から購入可能なワン株(単元未満株)の買い付け手数料が無料です。
通常株式の購入は100株単位からの取引で、まとまった資金を必要としますが、ワン株は1株からの購入が可能です。さらに、買い付け手数料も無料なため、気軽に株式投資を行いやすい取引ですよね。
気軽に株式取引を始められることから、2019〜2022年の間に取引者数が1.8倍に増加し、投資初心者の方におすすめのサービスです。
マネックス証券の国内株手数料は2つのコースから選べる
マネックス証券の国内株手数料は、下記2つのコースから選べて、それぞれ金額が変わります。コースを選ぶ基準を解説しますので、あなたが運用していきたいコースを選択しましょう。
- 取引毎手数料コース
- 一日定額手数料コース
取引毎手数料コース
取引毎手数料コースは、1回の取引ごとの約定金額に対して手数料を計算し、取引件数が少ない方におすすめです。
さらに、取引毎手数料コースは「現物取引」と「信用取引」に分かれていて、金額も変わってくるためキチンと把握しておきましょう。
現物取引は手数料最低55円から
現物取引の場合は手数料が最低55円から発生し、約定金額が増えるとともに、下記のように細かく手数料が増えていきます。売買金額が細かいため、少ない金額から取引したい方におすすめです。
下記約定金額に対する手数料一覧
- ~5万円以下:55円
- 5万円超~10万円以下:99円
- 10万円超~20万円以下:115円
- 20万円超~50万円以下:275円
- 50万円超~100万円以下:535円
- 100万円超~150万円以下:640円
- 150万円超~3,000万円以下:1,013円
- 3,000万円~: 1,070円
最安水準の手数料のため、リーズナブルに取引可能です。ただしコールセンターから注文の場合は、別途手数料が発生するため覚えておきましょう。
信用取引は手数料最低99円から
信用取引は手数料が最低99円から発生し、現物取引と同じく約定金額に対して手数料の金額が増える設定です。しかし、現物取引のように手数料の内訳が細かく設定はされておらず、下記の段階にて手数料が変動します。
- 10万円以下 :99円
- 10万円超~20万円以下 :148円
- 20万円超~50万円以下 :198円
- 50万円超~ :385円
返済期日が当日中の「ワンデイ信用」なら信用取引手数料はかからずに取引できます。さらに、ETFやREITなどの信用取引も手数料は0円です。
一日定額手数料コース
一日定額手数料コースとは、一日の約定金額の合計に対して手数料が発生するコースです。現物取引と信用取引を合計して約定金額の算出が行われます。発生する手数料は下記の通りです。
- 100万円以下:550円
- 100万円超 :2,750円(300万円ごとに2,750円ずつ増加)
取引回数を増やしても手数料が変わらないため、一日定額手数料コースは、取引回数が多い方に向いています。
注意点として、ネットからの注文分のみ約定金額に合計するため、コールセンターから注文の場合は金額に含まれないことを覚えておきましょう。
マネックス証券の外国株手数料
先ほどマネックス証券の手数料のメリットで「米国株と中国株の手数料が割安」を紹介しましたが「本当に割安なのか?」と疑問に感じますよね。
こちらではマネックス証券の外国株手数料の内容や、割安と言われる理由を詳しく解説いたします。
米国株の手数料は0円から
マネックス証券の米国株は、手数料が0円から取引が可能です。特定の米国ETF現物取引に発生する買付手数料も、全額キャッシュバックされて実質無料で取引が行えます。しかし売却時は手数料がかかるので注意しましょう。
またマネックス証券は、米国株の取扱銘柄数が充実しており約5,000の銘柄数を取り扱っています。
そのため、手数料の割安さや銘柄数の多さから、米国株の取引を考えている方におすすめいたします。
中国株は約定代金(香港ドル)の税込0.275%かかる
マネックス証券は、中国株取引にかかる取引手数料が業界最安水準です。具体的には、国内手数料が約定代金(香港ドル)の税込0.275%かかり、最低手数料が税込49.5香港ドル必要です。
取扱銘柄数も他証券会社は2,000未満が多い中、マネックス証券は2,000超と充実しています。さらに現地手数料や税金、取引所手数料をマネックス証券が負担するため、出費を抑えられるのも魅力です。
取引内容別に他ネット証券の手数料と比較してみた
国内株や外国株など、さまざまな取引にかかる手数料を紹介しましたが「他のネット証券会社と比較すると、マネックス証券の手数料はお得なのか」と感じますよね。
ここからはおすすめ証券ランキングに選ばれた、下記のネット証券会社の手数料を比較してみましょう。あなたが今後取引を行うときの参考にしてください。
- マネックス証券
- SBI証券
- 松井証券
国内株現物取引
1注文ごとに取引を行う現物取引では、他証券会社との差はなく、同じ手数料の設定です。松井証券は現物取引が一日定額取引しかないため、比較対象からは外れています。下記の最低手数料で確認してみましょう。
下記5万円以下の場合に発生する手数料一覧
- マネックス証券:55円
- SBI証券:55円
- 松井証券:対象外
約定金額に対する手数料の上がり幅は、どの証券会社も同じです。そのため、証券会社選びに迷ったさいは、取扱銘柄数で判断するのも良いでしょう。
国内株信用取引
信用取引に関しても、松井証券を除いた3社の証券会社は、約定代金に対して同じ上がり幅で手数料が発生します。3社とも最低手数料は99円からかかりますが、松井証券は100万円超から手数料が発生しています。
下記10万円以下の場合に発生する手数料一覧
- マネックス証券:99円
- SBI証券 :99円
- 松井証券 :0円(100万円超~手数料発生)
マネックス証券とSBI証券は100万円までは同じ手数料のため、割高だとは感じずに取引できるでしょう。また3社とも100万円超になると、一律で385円の手数料がかかります。
国内株一日定額取引
マネックス証券を除いた各証券会社は、最低手数料が無料に対して、マネックス証券の場合は最低でも550円かかります。下記の手数料一覧で確認しましょう。
一日定額で発生する最低手数料一覧
- マネックス証券:550円
- SBI証券:0円
- 松井証券:0円
デメリットでも紹介しましたが、国内株一日定額取引でマネックス証券は、最低手数料が発生します。そのため、他証券会社と比較すると割高に感じるでしょう、
国内株一日定額取引の場合は約定金額によって、手数料が割高になる証券会社も変わるため、取引金額をあらかじめイメージしておくのが重要です。
米国株取引
米国株に関しては、どの証券会社も手数料は0円から取引可能です。
しかし、買い付け時の為替手数料がマネックス証券は無料に対して、SBI証券は為替手数料が片道25銭かかっています。
マネックス証券は「米国株デビュー応援キャッシュバック」や「米国ETFとNISAの買い付け手数料が実質無料」と特典が多いのも特徴です。
したがって、米国株を始めるならマネックス証券はお得に取引ができるでしょう。
中国株取引
中国株取引は松井証券では取り扱っていないため、3社で比較します。下記の約定金額に対する最低手数料一覧をみていきましょう。
約定金額に対する最低手数料一覧
- マネックス証券:約定代金の0.275%
- SBI証券:約定代金の0.286%
- 松井証券:取り扱いなし
マネックス証券は業界最安水準の手数料で取引できます。また3社とも、現地手数料や税金は証券会社が負担するため、お得に取引できることも魅力のひとつです。
3社の中でマネックス証券は業界最安の手数料や、取扱銘柄数も豊富な点でお得に取引できると言えます。
【まとめ】マネックス証券の手数料を把握して取引しよう!
今回はマネックス証券の手数料について紹介いたしました。改めてマネックス証券の手数料のポイントを確認してみましょう。
- ワン株(単元未満株)の買付手数料が無料
- キャッシュバックや手数料無料取引が豊富
- 現物取引の手数料が最安水準
- 米国株と中国株の手数料が割安
取引内容の中には、他証券会社と比較すると「国内株一日定額取引」のように手数料が割高な取引も出てきます。
しかしマネックス証券は、外国株が割安で国内株式取引が主要ネット証券最低水準の手数料で取引できるなど、魅力的な点が多くて投資初心者の方にもおすすめの証券会社と言えます。
ぜひこの機会に、無料の口座開設から始めてみてはいかがでしょうか。
- 名前:Daizo
- 連絡先:laundrylaundrysm@gmail.com
- SNS URL:https://twitter.com/DAIZO_DAIZO