手頃な手数料や充実したサービスに定評があるマネックス証券とauカブコム証券。多くの人から支持されている両社ですが、これから投資を始める人は「どっちを選べば良いんだろう?」と迷ってしまうでしょう。
そこで今回は、マネックス証券とauカブコム証券の特徴を詳しく解説します。本記事を読んでもらえれば、両社の魅力や違いがわかるので、あなたに合った証券会社を選べるようになるはずです。
また、それぞれの証券会社に向いている人のタイプも紹介するので、ぜひそちらも参考にしてみてください。
(トップ画像出典:https://www.pexels.com/ja-jp/photo/7681670/)
マネックス証券とauカブコム証券の基本情報
最初に、マネックス証券とauカブコム証券の基本情報を紹介します。以下の表を見れば、両社の大まかな特徴を把握できるので、さっそくチェックしていきましょう。
サービス | マネックス証券 | auカブコム証券 |
手数料コース(株式取引) | 2種類 | 2種類 |
単元未満株(ミニ株) | ⚪︎ | ⚪︎ |
外国株 | 米国・中国の2ヶ国 (2022年8月時点) |
米国のみ (2022年8月時点) |
IPO(新規公開株) | 65社 (2021年の取扱実績) |
42社 (2021年の取扱実績) |
投資信託 | 1,276本 (2022年8月時点) |
1,589本 (2022年8月時点) |
一般NISA | ⚪︎ | ⚪︎ |
つみたてNISA | ⚪︎ | ⚪︎ |
iDeCo | ⚪︎ | ⚪︎ |
ポイントサービス | マネックスポイント | Pontaポイント |
ツール・アプリ | ⚪︎ | ⚪︎ |
大手であるマネックス証券とauカブコム証券は、共に幅広い金融商品を取り扱っています。さらにポイントサービスに対応していたり、高機能ツールを提供していたりとサービスが充実しているのも特徴です。
また、両社とも単元未満株の売買(1株単位の取引)や100円から積立ができるため、投資資金が少ない人も気軽に利用できます。取引手数料も安いので、どちらを選択するにしても安心して投資を始められるでしょう。
マネックス証券とauカブコム証券の取引手数料を比較
基本情報に続いて、気になる取引手数料(株式取引の手数料)について紹介します。マネックス証券とauカブコム証券では手数料体系が異なるので、この機会に違いを把握しておきましょう。
- 「1注文の約定代金」に応じて手数料が決まるコース
- 「1日の約定代金の合計額」に応じて手数料が決まるコース
「1注文の約定代金」に応じて手数料が決まるコース
マネックス証券とauカブコム証券には、1注文の約定代金に応じて手数料が決まるコースがあります。
マネックス証券では「取引毎手数料コース」、auカブコム証券では「ワンショット手数料コース」という名前になっており、それぞれの手数料は以下の通りです。
1注文の約定代金 | 手数料(現物取引の場合) | |
マネックス証券 | auカブコム証券 | |
〜5万円以下 | 55円 | 55円 |
〜10万円以下 | 99円 | 99円 |
〜20万円以下 | 115円 | 115円 |
〜50万円以下 | 275円 | 275円 |
〜100万円以下 | 535円 | 535円 |
〜150万円以下 | 640円 | 約定金額×0.099%(税込)+99円【上限:4,059円】 |
〜3,000万円以下 | 1,013円 | |
3,000万円超 | 1,070円 |
両社を比較してみると、1注文の約定代金が100万円までなら手数料は同じです。100万円を超える場合は、マネックス証券よりauカブコム証券の方が手数料が高くなります。
ちなみにマネックス証券の現物取引手数料は、主要ネット証券の中で最低水準です。auカブコム証券も1注文の約定代金が100万円以下ならお得で、取引コストを抑えられるのは大きなメリットと言えるでしょう。
なお、マネックス証券の取引毎手数料コース、auカブコム証券のワンショット手数料コースは、1注文の約定代金が高い人や取引頻度が多い人におすすめです。
「1日の約定代金の合計額」に応じて手数料が決まるコース
マネックス証券とauカブコム証券には、1日の約定代金の合計額に応じて手数料が決まるコースがあります。
両社とも「1日定額手数料コース(マネックス証券は「一日」と表記)」という名前になっており、それぞれの手数料は以下の通りです。
1日の約定代金の合計額 | 手数料(現物取引・信用取引共通) | |
マネックス証券 | auカブコム証券 | |
〜50万円以下 | 550円 | 無料 |
〜100万円以下 | ||
〜200万円以下 | 300万円増加するごとに2,750円加算 | 2,200円 |
〜300万円以下 | 3,300円 | |
〜400万円以下 | 4,400円 | |
〜500万円以下 | 5,500円 | |
500万円超 | 100万円増加するごと1,100円加算 |
約定代金の合計額が100万円以下の場合、マネックス証券は550円の手数料が発生します。対して、auカブコム証券は100万円までなら無料なのでお得です。
また、1日の約定代金が100万円を超えると、両社とも他の証券会社より手数料が割高になる場合があります。ですので、マネックス証券もauカブコム証券も、少額取引を行う人に向いていると言えるでしょう。
なお、紹介した1日定額手数料コースは、約定代金の合計額が100万円を超えない人や1日の中で少額取引を何度も行う人におすすめです。
auカブコム証券は、25歳以下の現物株式の取引手数料を無料としています。
大学生や社会人になったばかりで株式投資に興味がある人は、ぜひauカブコム証券を検討してみると良いでしょう。
マネックス証券の特徴とは?
ここからは、マネックス証券とauカブコム証券の特徴を詳しく紹介していきます。まずはマネックス証券の特徴から見ていきましょう。
マネックス証券は、総口座数が216万(2022年7月時点)を突破している大手証券会社です。米国株の銘柄数が業界No.1であり、中国株やIPO(新規公開株)の取引に強いところも特長として挙げられます。
次の章からは、マネックス証券のメリット・デメリットを解説していくので、ネット証券選びの判断材料として役立ててみてください。
マネックス証券の5つのメリット
まずはマネックス証券のメリットから解説します。特筆すべきメリットは以下の5つです。
- 米国株と中国株に強い
- IPOの抽選に当たりやすい
- 投資家が知りたいマーケット情報が豊富
- 高機能なツールを提供している
- クレカ積立のポイント還元率が高い
メリット①米国株と中国株に強い
マネックス証券の最大の魅力は、何と言っても米国株の取扱銘柄数が多いことでしょう。現在(2022年8月時点)、4,581件の米国株を取り扱っており、その数は業界トップクラスになります。
さらに取引手数料が格安なところもポイント。1取引あたり0米ドル(無料)〜22米ドルに設定されているので、他社よりも取引コストを抑えやすいです。
また、マネックス証券は中国株の取扱数も多く、香港市場に上場するほぼ全ての銘柄を取引できます。しかも取引手数料が49.5香港ドルからと、業界最安水準になっているのも魅力です。
米国株や中国株に興味を持っている人はもちろん、円資産をリスク分散して運用したい人も、ぜひマネックス証券を検討してみることをおすすめします。
メリット②IPOの抽選に当たりやすい
IPO(新規公開株)の購入者は抽選によって決まるため、当選しなければ購入することができません。その点、マネックス証券はIPOの取扱数が業界トップクラスなので、当選する確率が高いと言えます。
なお、2021年のIPOの取扱数は65社で、auカブコム証券の42社より多い結果となっていました。全証券会社の中でもトップ5に入っていたので、IPOを狙うならマネックス証券は有力候補になるでしょう。
また、マネックス証券では「100%完全平等抽選」を採用しています。証券会社によっては、取引実績や預かり資産が多い顧客を優先する場合がありますが、マネックス証券は当選確率が平等です。
申込株式数に関わらず、1人当たりに1単位の抽選権利が与えられるのは、マネックス証券の大きなメリットと言えるでしょう。
メリット③投資家が知りたいマーケット情報が豊富
マーケット情報は、銘柄を選ぶときや取引タイミングを決める際に欠かせません。投資家が知りたい情報が充実しているところも、マネックス証券のメリットと言えるでしょう。
例えば、マネックス証券で口座を開設すると、以下のようなマーケット情報を得ることができます。
国内株式決算カレンダー | 国内の取引所に上場している企業の四半期ごとの決算発表スケジュールを掲載 |
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米国株式決算カレンダー | S&P500の採用銘柄のうち、約500銘柄の決算スケジュールを掲載 |
経済指標カレンダー | 経済指標の推移を「予想」と「結果」の差を視覚的に確認できる参考情報 |
各国政策金利表 | 政策金利発表予定日と現在の政策金利の一覧 |
投資部門別売買状況 | 海外・個人投資家が株式を買い越しているのか売り越しているのかを掲載 |
上記の情報を含め、マネックス証券にはオリジナルマーケット情報が11種類も用意されています。さらに投資アナリストやストラテジストの「オリジナルレポート」を無料で閲覧することも可能です。
役立つマーケット情報や投資情報が豊富なので、マネックス証券を利用すれば有利にトレードを進められるでしょう。
メリット④高性能なツールを提供している
マネックス証券は、高機能なツールが豊富なところもメリットです。以下は、マネック証券で利用できる主なツールになります。
マネックストレーダー | スピード注文機能やマルチチャートビューアなどを搭載したトレーディングツール |
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銘柄スカウター | 企業の業績に関する様々な情報が見られる日本株分析ツール |
マルチボード500 | 1シート100銘柄を一覧表示できる株価自動更新ツール(最大500銘柄を登録可能) |
フル板情報ツール | 全ての板情報が確認できる株価自動更新ツール |
チャートフォリオ | 「急上昇」や「下げ渋り」など25通りのチャートで個別銘柄を探せる検索ツール |
他にもリアルタイムで更新される情報ツールを利用でき、そのほとんどが無料で提供されています。投資判断に直接結びつく便利な機能を提供しているのも、マネックス証券が人気を集める理由の1つです。
メリット⑤クレカ積立のポイント還元率が高い
マネックス証券には「マネックスカード投信つみたて」というクレカ積立のサービスがあります。このサービスを利用すれば、投信積立で資産形成をしつつ、お得なポイントを貯めることができるのです。
当サービスのポイント還元率は、約定代金に対して1.1%となっています。この還元率は主要ネット証券のクレカ積立の中でも最大なので、投信積立に興味がある人は要チェックです。
なお、獲得したマネックスポイントは、株式手数料への充当や暗号資産に交換できます。他にもdポイント・Tポイント・Amazonギフト券など、日頃からよく使うポイントやギフト券に交換することも可能です。
マネックス証券の投資信託は、「購入時の申込手数料が無料」「多くの銘柄が100円から積立可能」となっているので、投資初心者も気軽に始められるでしょう。
マネックス証券の2つのデメリット
メリットに続いて、マネックス証券のデメリットを解説します。特筆すべきデメリットは以下の2つです。
- 外国株の種類が少ない
- マネックスポイントが使える投資商品が少ない
デメリット①外国株の種類が少ない
マネックス証券で取り扱っている外国株は、米国株と中国株の2種類しかありません。外国株に投資したい人にとって、選択肢が限られてしまうのはデメリットと言えるでしょう。
外国株の種類は少ないですが、マネックス証券は米国株と中国株の取引に強いです。
ですので、米国株や中国株に投資したい人は、積極的にマネックス証券を検討してみることをおすすめします。
デメリット②マネックスポイントが使える投資商品が少ない
マネックス証券では、獲得したマネックスポイントを売買手数料や購入代金に充てることができます。しかし、売買手数料として使えるのは「国内株」のみ、購入代金として使えるのは「暗号資産」のみです。
ポイントサービスに対応している他のネット証券と比較して、ポイントが使える投資商品が少ないのはデメリットと言えるでしょう。
マネックス証券は、クレカ積立のポイント還元率が主要ネット証券の中で最も高いです。
ポイントが使える範囲は限られますが、自分の用途に合っていれば利用するメリットは大きいでしょう。
auカブコム証券の特徴とは?
続いて、auカブコム証券の特徴を紹介していきます。auカブコム証券は、三菱UFJフィナンシャル・グループとauフィナンシャルホールディングスが出資している証券会社です。
2021年に行われた改定により、auカブコム証券は取引手数料が安いネット証券として注目を集めています。他の大手証券会社に並び、業界最安水準の手数料になっているのは大きな魅力です。
また、投資に役立つ情報や取引ツールが豊富なところも特徴として挙げられます。投資初心者に優しいサービスを提供しているので、これからトレード経験を積んでいく人にピッタリです。
以下では、auカブコム証券のメリット・デメリットを解説しているので、詳しく見ていきましょう。
auカブコム証券の5つのメリット
まずはauカブコム証券のメリットから解説します。特筆すべきメリットは以下の5つです。
- 手数料の割引サービスがある
- 1株から取引が可能
- 投資に役立つ情報が豊富
- 便利なツールが充実している
- Pontaポイントが使える・貯まる
メリット①手数料の割引サービスがある
auカブコム証券には、手数料が安くなる割引サービスがあります。以下は、auカブコム証券が提供している割引サービスの一部です。
NISA割 | NISA口座を開設している人の一部取引手数料を最大5%割引 |
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株主推進割引 | 対象の銘柄の国内現物株式手数料を最大10%割引 |
auで株式割 | auユーザーの一部取引手数料を1%割引 |
他にも「シニア割」や「au割+」といった割引サービスがあり、適用条件を満たしていればよりお得に取引ができます。手数料の安さを重視している人にとって、auカブコム証券は有力候補になるでしょう。
なお、割引対象になるのは「国内現物株式手数料」や「国内信用取引手数料」であることが多いです。auカブコム証券を検討している人は、事前に公式サイトから割引サービスの詳細を確認しておきましょう。
メリット②1株から取引が可能
auカブコム証券には「プチ株」というサービスがあり、単元未満株(1単元に満たない株式)の売買ができます。つまり、1株から取引できるため、投資資金が少ない人も株式投資を始めやすいです。
通常、株式は「1単元=100株」で売買されるため、株価が1万円であれば100万円の購入資金が必要になります。しかし、プチ株は1株単位で取引できるため、1万円から購入できるというわけです。
「予算内で買えるだけ株を購入したい」という人は、ぜひauカブコム証券を検討してみると良いでしょう。
マネックス証券には「ワン株」というサービスがあり、auカブコム証券と同じように単元未満株の売買ができます。
メリット③投資に役立つ情報が豊富
auカブコム証券は、投資に役立つ情報が充実しています。以下は、口座開設者が使える投資情報サービスの一部です。
マーケット情報 | 主要指標、投資関連ニュース、株式ランキングなどを提供 |
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投資情報室 | アナリストが相場解説から疑問の解消方法までを動画で案内 |
セミナー | 会場およびオンライン上でアナリストやストラジテストが市況情報を解説 |
auカブコム証券では、当社のアナリストが日々のマーケット動向や投資手法などをわかりやすく解説しています。有益な情報を無料で提供してくれるのは、投資家にとって大きなメリットと言えるでしょう。
本格的に投資を学びたい初心者から少しでも成績を上げたい上級者まで、auカブコム証券はおすすめと言えます。
メリット④便利なツールが充実している
auカブコム証券は、便利なツールが充実しているところもメリットとして挙げられます。以下は、auカブコム証券で利用できる主な取引ツールです。
kabuステーション | 株価情報やニュースなどを配信する投資情報ツール |
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カブナビ | 200を超える詳細な条件設定が可能な高機能スクリーニングツール |
カブボード | 登録した銘柄、各種ボード、ランキングなどを表示する情報ツール |
EVERチャート | 66種類のチャート機能を搭載した高機能チャートツール |
kabuスコープ | 売買シミュレーションでパフォーマンスの良い銘柄を抽出するツール |
kabuカルテ | 検索した銘柄に相性の良いテクニカル指標を判別する診断ツール |
他にも様々なツールが用意されており、そのどれもが高性能で使いやすいです。直感的に操作できるデザインになっているので、これから投資を始める人もすぐに慣れると思います。
また、ほとんどのツールが無料になっているのもポイント。auカブコム証券のツールを上手く活用すれば、よりスムーズな取引が可能になるでしょう。
auカブコム証券もマネックス証券も、投資に関する情報や取引に便利なツールが充実しています。
実際に使ってみないとわからない部分もありますが、事前に両社のサービスを比較して、自分にとってメリットが大きいと思う方を選んでみてください。
メリット⑤Pontaポイントが使える・貯まる
auカブコム証券では、「Pontaポイント」で投資信託やプチ株を購入できます。貯まっているPontaポイントは「1ポイント=1円」として利用でき、現金と一緒に使うことも可能です。
また、毎月Pontaポイントが貯まるのもメリットと言えるでしょう。具体的には、投資信託の月間平均保有額に応じて、最大0.24%(年率)のポイント還元を受けられます。
他にもau PAYカード決済による投信積立であれば、毎月の約定代金に応じて1%のポイントが貰えます。さらにau回線を契約している人はポイント還元率がアップするので、auユーザーも見逃せません。
auカブコム証券の3つのデメリット
メリットに続いて、auカブコム証券のデメリットを解説します。特筆すべきデメリットは以下の3つです。
- 外国株の種類が少ない
- 一定額を超えると手数料が高くなる
- リアルタイムで入金できる銀行が限られている
デメリット①外国株の種類が少ない
マネックス証券と同様に、auカブコム証券も外国株の種類が少ないです。現在(2022年8月時点)、取り扱っているのは米国株のみで、取扱銘柄数はマネックス証券の3分の1程度となっています。
そのため、米国株(または中国株)への投資を検討している人は、マネックス証券を選ぶのがおすすめです。選択肢を増やしたい人は、多くの外国株を取り扱っている証券会社を検討してみましょう。
デメリット②一定額を超えると手数料が高くなる
手数料の安さに強みを持つauカブコム証券ですが、一定額を超えると手数料が高くなるというデメリットがあります。
例えば、「ワンショット手数料コース」の場合、1注文の約定代金が100万円を超えると、他社より手数料が割高になることが多いです。
仮に1注文の約定代金を150万円とした場合、auカブコム証券は1,584円、マネックス証券は640円の手数料が発生します。この差を見るだけでも、いかに取引コストがかかるのかイメージできるでしょう。
また、「1日定額手数料コース」においても、1日の約定代金の合計額が100万円を超えると、他社より手数料が割高になるので注意が必要です。
auカブコム証券は、1注文または1日の約定代金が100万円以下の場合、業界最安水準の手数料になります。(国内現物株式取引の場合)
そのため、100万円以下の少額取引をメインで行う人にとっては、利用するメリットが大きいです。
デメリット③リアルタイムで入金できる銀行が限られている
auカブコム証券では、リアルタイムに口座へ入金ができる「リアルタイム口座振替」というサービスを提供しています。
同サービスを提供している証券会社と比較して、対応している銀行が以下の4行(こう)に限定されるのはデメリットです。
- 三菱UFJ銀行
- 三井住友銀行
- au自分銀行
- みずほ銀行
紹介した銀行以外では、リアルタイム口座振替を利用できないので注意してください。
マネックス証券に向いている人のタイプ
最後に、ここまでの内容を踏まえつつ、それぞれの証券会社に向いている人のタイプを紹介します。まずはマネックス証券に向いている人の特徴から見てみましょう。
- 手数料が安いネット証券を使いたい人
- 米国株や中国株に投資をしたい人
- IPOに興味を持っている人
- お得に投資積立をしたい人
マネックス証券は、業界2トップのSBI証券と楽天証券に並び、現物取引手数料が最低水準となっています。他にもミニ株の買付手数料や投資信託の申込手数料などが無料となっており、取引コストを抑えやすいです。
また、米国株や中国株の銘柄数が多い点、そしてIPO抽選に当選しやすい点も大きな魅力と言えるでしょう。これらの投資に興味がある人は、ぜひマネックス証券を検討してみることをおすすめします。
auカブコム証券に向いている人のタイプ
続いて、auカブコム証券に向いている人のタイプを紹介します。以下の特徴に当てはまる人は、auカブコム証券の利用がおすすめです。
- できるだけ手数料を抑えたい人
- 本格的に投資について学びたい人
- Pontaポイントを活用している人
- au Payカード決済のクレカ積立に興味がある人
auカブコム証券は、業界最安水準の手数料に強みがあり、さらにお得な割引サービスを提供しています。「できるだけ手数料を抑えたい」という人にとって、見逃せない証券会社と言えるでしょう。
また、auカブコム証券は“投資初心者に優しいネット証券”として人気を得ています。有益な情報や便利なツールが充実しているので、これから投資を始める人に非常におすすめです。
さらにauカブコム証券では、Pontaポイントを投資資金に充てたり、取引金額に応じて貯めたりすることができます。Pontaポイントのヘビーユーザーも、ぜひauカブコム証券を検討してみましょう。
まとめ:特徴を把握して最適な証券会社を選ぼう
今回は、マネックス証券とauカブコム証券について紹介しました。改めて両社の特徴を簡単にまとめてみます。
- 米国株・中国株・IPOに強い
- マーケット情報や投資情報が豊富
- 取引・分析ツールが高機能
- クレカ積立のポイント還元率が高い
- 手数料が安い(高額取引では割高になるので注意)
- 1株からの少額取引が可能
- 投資に役立つ情報やツールが豊富
- Pontaポイントが使える・貯まる
マネックス証券もauカブコム証券も、共に幅広い金融商品やサービスを提供しています。そのため、両社の特徴をよく把握した上で、自分に合った証券会社を選ぶことが大切です。
なお、米国株・中国株・IPOに興味がある人はマネックス証券を、Pontaポイントを活用する機会が多い人はauカブコム証券を検討してみると良いでしょう。
両社とも投資家にとって価値のあるサービスを提供しているので、ぜひ本記事も参考にしならが最適なネット証券を選んでみてください。