「借金の返済が大変」「借金返済の負担を軽くしたい」と悩んでいる方はいませんか?
もしかしたらその悩みは、借金の借り換えによって解消されるかもしれません。
この記事では、借金の借り換えについて詳しく書いていきます。借金の負担を減らしたい、借金の借り換えについて詳しく知りたいという方はぜひこの記事を読んでください。
アイキャッチ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/613609?title=%E9%A0%90%E9%87%91%E9%80%9A%E5%B8%B3%E3%81%A8%E5%8D%B0%E9%91%91%E3%81%A8%E7%8F%BE%E9%87%91
借金の借り換えとは
借金の借り換えとは、現在利用している借金(カードローンなど)よりも、さらにメリットのある借金に乗り換えをすることです。
A社のカードローンを利用していたが、より条件のよいB社に借り換えて、借りたお金でA社の返済をし、解約を行うことが「借金の借り換え」に当たります。
例えばA社のカードローンの金利が15%だった場合、金利が7%のB社に乗り換えることで返済総額の減額・返済期間の短縮ができるでしょう。
借り換えローンを上手に利用することで、合計返済額や月々の返済額を減額できたり、返済期間を短縮することが可能となったりします。
借金の借り換えとおまとめローンの違い
よく借金の借り換えとおまとめローンを勘違いする人がいるので、ここでその2つの違いについて確認しておきましょう。
上記でも説明した通り、借金の借り換えとは、現在利用している借金よりも、さらにメリットのある借金に乗り換えをすることです。
それに対して、おまとめローンとは、複数の借入先から借金を行っている場合に、借入先を1つにまとめるローンのことです。
おまとめローンを利用することで、借入状況を把握しやすくなったり、利息額が減額されるなどのメリットがあります。
- メリットの大きい借金に乗り換える → 借金の借り換え
- 複数の借入先から一つにまとめる → おまとめローン
借金の借り換えを行った場合のシミュレーション
では、実際に借金の借り換えを行った場合と行わなかった時でどのように返済の負担が変わってくるのか見ていきましょう。
借り換え前の借金額は100万円。借り換え前の金利は15.0%とします。金利7.0%で借り換えを行ったとして2つの違いを見ていくことにしましょう。(イオン銀行のサイトでの試算)
ー | 返済総額 | 利息額 | 金利 | 毎月の返済額 |
借り換え前 | 1,350,881円 | 350,881円 | 15.0% | 27,018円 |
借り換え後 | 1,155,806円 | 155,806円 | 7.0% | 23,116円 |
シミュレーション結果を見ると、借り換え後のほうがも利息額や毎月の支払額が少なくて済むことが分かります。
借金の借り換えを行うメリット
借金の借り換えを行うことでどのようなメリットがあるのか細かく説明していきます。以下の2つが借金の借り換えを行うメリットとなります。
- 借金の返済総額が小さくなる
- 信用情報に傷がつくことがない
借金の返済総額が小さくなる
すでに行ったシミュレーション結果を見ても分かるように、借り換えを上手に行うことで借金の返済総額を小さくすることが出来ます。
信用情報に傷がつかない
借金の負担を小さくする方法には、借金の借り換えとは別に債務整理もあります。
ただし、債務整理を行うと信用情報に傷がつき、一定期間借入ができなくなったり、クレジットカードの作成や利用が不可になったりと多くのデメリットが存在します。
その点、借金の借り換えであればそのようなデメリットはないので、安心して行うことができるでしょう。
債務整理とは、借金を減額したり、支払いに猶予を持たせたりするための法的手続のことです。
借金の借り換えを行うデメリット
借金の借り換えを行うメリットがある一方で、借金の借り換えを行うデメリットも存在します。以下の2つが借金の借り換えのデメリットです。
- かえって借金が増えてしまうリスクがある
- 審査が厳しい
かえって借金が増えてしまうリスクがある
借金の借り換えを行えば無条件に借金の返済総額が減るわけではありません。
借金の負担を減らすには借り換え前よりも低金利での借入を行う必要があります。
しかし、それを考慮せずに借り換えを行ってしまうと、返済の返済総額が少なくならなかったり、以前より多くなってしまったりすることもあります。
審査が厳しい
借金の借り換えを行う場合、すでに借金をしている状態で新たに借入を行うことになります。
そのため、借入を行うための審査が通りにくいというデメリットがあります。
借金の借り換えの成功例
実際に、借金の借り換えを行って借金の負担を減らすことが出来た人の例を見ていきましょう。
借り換えローンによって総額返済額を減らせた
東京都 世田谷区在住 Nさん
仕事は個人経営で、落ち込むとローンを当てにするようになってしまい、その返済に困ると、また違った業者から借り入れを行い返済、、、そんな悪循環を繰り返していましたが、ある時、「借り換えローン」というサービスがある事を知り、わらにもすがる思いで審査に申し込んでみました。
実のところ、借り換えローンで借金をひとつにするまでは、そのメリットをあまり感じてはいませんでした。しかし実際には、毎月の返済期日が一つになった事で精神的にも負担が減りましたし、借り換えローンによって金利を軽減する事にも成功し、トータルの返済額が減る事にも繋がりました。わたしは借り換えローンによって救われたと思っています。
出典:https://itohashimoto-icc.sakura.ne.jp/exp/taiken11/
Nさんは借金の借り換えをするまでは、借り換えを行ったところで大きな変化はないだろうと思っていたようですが、実際に行ってみたら救われたようです。
借金の借り換えなんて本当に意味があるのかと疑問を感じている方も安心してください。借金の借り換えによって返済総額を大きく減らすことができた人が実際にいます。
借金の借り換えによって毎月の返済額を減らせた
東京都 37歳男性 Hさん
1年ぐらい前の話になります。
私の趣味で、嫁の反対を押し切りスポーツカーを購入しました。私が借り入れたい額の場合、ディーラーよりも銀行のカードロ~ンの方が金利が低く済むことが分かり、オリックス銀行のカードローンで借り入れすることにしたんです。しかも私の勤務状態などから、信用力があったのか300万円の借り入れができました。
購入当初は、毎月45,000円の支払いをなんとか頑張っていたのですが…
嫁の反対を押し切って買ったために自分の小遣いの中からの返済という約束で、付き合いや自分のランチなどの出費もあり、次第に生活が厳しくなっていきました。そんな時、私が利用しているスマホのauから、“じぶん銀行”のお知らせが届きました。このじぶん銀行というのは、auユーザーにはカードローンの限定割が、そして、借り換えコースは更に金利が安くなる、という嬉しい情報が。
早速申し込み、毎月の返済額はオリックス銀行の45,000円から30,000円に減少し、返済がかなりラクになったんです。
毎月苦しかった頃は、嫁に「車を売ればラクになるよ」と言われ、そうするしかないのかと諦めかけていたのですが、なんとか大切な愛車を売らずに済みましたよ。(笑)
出典:http://www.cashing-taizen.com/taiken-jibun1.html
Hさんは借金の借り換えを行い、毎月の返済額を減らすことが出来たようです。
借り換えを行うことで月々の支払いが45,000円から30,000円まで減るのであれば、試してみる価値はありそうですね。
借金の借り換えの失敗例
次は、借金の借り換えによってかえって借金の負担を増やしてしまうことになった人の例を見ていきましょう。
借り換えたお金を…。
電機メーカーに勤めるKさん
自由に使えるお金に不満があり、カードローンに手を出してしまいました。娯楽費やギャンブルなどに使い、気が付くと限度額の170万円の借金を抱えていました。
なんとか楽に返せないか」とインターネットで調べていたら、借り換えローンという言葉にたどり着きました。金利は利用額に応じて4.9%~12.5%なので、もともとの金利よりも低金利で借りることができました。また、利用限度枠も300万ともともとより大きな金額でした。
300万円から、まず借金の170万円を一括返済をすればいいのです。そうすれば今度は低金利で返済することができます。ところが、借りたお金を返済にあてることをせずに、パチンコなどに使ってしまい、借金は膨らんでしまったのです。
出典:https://camatome.com/2014/08/karikae-shakkin.php
Kさんは借金の借り換えを行い、手に入ったお金を返済に回さずに、娯楽に費やしてしまったことが原因でさらに借金を増やすことになってしまったそうです。
元の会社よりも低金利で、しかも厳しい審査に通ったという開放感からついつい使ってしまってしまったのですね。
金利が下がって借り換えには成功したものの、それが仇になってしまわないようお金の使い方にはに注意してください。
借り換えの手間が大変
住宅ローンの借り換えを行った方の体験談を以下で紹介していきます。
Lさん
住宅ローンの借り換えの手続きはすぐに終わると思っていたのですが、全然そんなことはありませんでした。一番最初に住宅ローンの申請をした時とほぼ変わりません。
なぜか簡単な書類を書くだけでOK、と思い込んでいたので、やるべきことのあまりの煩雑さにちょっと後悔しましたね。
もちろん、将来的に得ができる、というのはわかっているのですが、空き時間をやりくりして書類を揃えたり、銀行員と何度も面談したりしていると、心が荒んでいくわけです。
出典:https://mochiie.com/columns/mortgage_refinance
簡単に終わると思っていた住宅ローンの借り換えでしたが、手続きが煩雑なうえにたくさんあり後悔してしまったようです。
住宅ローンの借り換えの場合は、手続きが大変なので軽い気持ちで行うのはおすすめできません。
おすすめの借り換え先
おすすめの借金の借り換え先を2つ紹介していきます。あなたにあった借り換え先を利用してください。
みずほ銀行カードローン
1つ目におすすめする借金の借り換え先は「みずほ銀行カードローン」です。
融資上限額 | 金利 | 担保 |
800万円 | 2.0~14.0% | 不要 |
みずほ銀行カードローンをおすすめする理由は以下の3つがあります。
- 低金利で借り換えが可能
- webで申し込みが完結できる
- 限度額が大きく、借り換えを行っても余裕がある
借り換えを行うことで、返済の条件が良くなると試算できたという方はみずほ銀行のカードローンを利用してみてはいかがでしょうか。
住信SBIネット銀行 MR.カードローン
2つ目に紹介するおすすめの借金の借り換え先は住信SBIネット銀行 MR.カードローンです。
融資上限額 | 金利 | 担保 |
1200万円 | 1.59~14.79% | 不要 |
住信SBIネット銀行 MR.カードローンをおすすめする理由は以下の4つです。
- 低金利で借り換えが可能
- webで申し込みが完結できる
- 限度額が大きく、借り換えを行っても余裕がある
- 提携ATMの利用手数料は全て無料
借り換えを行うことで、返済の条件が良くなると試算できたという方は住信SBIネット銀行 MR.カードローンを利用してみてはいかがでしょうか。
借金の借り換えをしても返済が困難であれば
ここまで紹介してきた借金の借り換えを行っても返済が困難ならば、債務整理を行って借金を減らすのがよいでしょう。ここでは主に行われる債務整理を3つ紹介します。
任意整理
任意整理とは債権者と債務者が話し合いによって借金を決めなおすことです。債務者の代わりに弁護士や司法書士が話し合いを行います。
任意整理を行うと将来発生する利息をカットできたり、返済期限を延期してもらえたりします。
ただし、任意整理を行うと信用情報に登録されてしまい、借入やクレジットカードの作成が5年間できなくなってしまいますので注意しましょう。
任意整理は手軽に行えてデメリットも少ないので、債務整理の中で最も利用されている方法です。
個人再生
個人再生とは裁判所を通して借金を減額することができる制度です。
個人再生には小規模個人再生と給与所得者等再生の2つがあります。
小規模個人再生はサラリーマン、給与所得者等再生は事業主が行うものだと区別してください。
小規模個人再生を行うと最低弁済額と所有する財産の総額の金額が多いほうを返済額とします。最低弁済額については以下の表をご覧ください。
借金総額 | 最低弁済額 |
0~100万円 | 全額 |
100万円~500万円 | 100万円 |
500万円~1500万円 | 借金総額の5分の1 |
1500万円~3000万円 | 300万円 |
3000万円~5000万円 | 借金総額の10分の1 |
個人再生を行うと信用情報に登録されて5年間借入、クレジットカードの作成が行えなくなります。また、住所氏名が官報という国が発行する機関誌に掲載されてしまいます。
自己破産
自己破産を行うと借金の支払い義務を放棄できます。一方で、自己破産には多くのデメリットも存在します。以下の4つが自己破産を行った時のデメリットです。
- 信用情報に登録されて10年間借入、クレジットカードの作成が不可
- 官報に掲載される
- 一部の職業・資格が制限される
- 裁判所が定める一定状の財産を没収される
まとめ
いかがでしたでしょうか。最後にこれまでの内容をまとめておさらいしましょう。
- 借金の借り換えとは、現在利用している借金よりも、さらにメリットのある借金に乗り換えをすること
- 借金の借り換えのメリットは「借金の負担が小さくなる」「信用情報に傷がつくことがない」こと
- 借金の借り換えのデメリットは「審査が厳しい」「かえって借金を増やすリスクがある」
- 借金の借り換えを行っても返済が困難であれば、債務整理を検討する。
この記事を読んで、借金の借り換えについて理解できましたか?借金の借り換えを行うことによって、借金の負担を減らすことができるのであれば、ぜひ借り換えを行ってみてください。