最近はネット証券の広告が増えており、一度は耳にしたことがあるでしょう。すると「店舗証券との違いは何だろう」「どのネット証券にすべきか分からない」といった悩みが出てきませんか?
証券会社は数多くあり、どの証券会社の口座を開設しようか考えてしまいますよね。
そこで本記事では、ネット証券と店舗証券の違いに加えて、投資が初めての人にもおすすめなネット証券も紹介しています。
この記事を読めば、ネット証券で投資デビューができますよ。ぜひ、最後までご覧ください!
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投資初心者でも気軽に始められるネット証券
ネット証券とは、インターネットを通して、オンラインで株の取引ができる証券会社です。
店舗や営業員を持たないため、手数料が安く抑えられることがネット証券の大きな特徴です。
また、取引は対面ではなくオンラインで行うため、あなたの都合の良いときに、都合の良い場所で自由に取引ができます。
手数料の安さや取引の簡単さから、投資が初めての人から上級者まで幅広く使われていますよ。
ネット証券と店舗証券の違いは主に2つ!
ネット証券と店舗証券の大きな違いとして「実店舗の有無」と「担当者の有無」の2つがあります。
実店舗の有無
店舗証券では、店舗に行って取引を行います。実際に店舗に行く必要があり、面倒と感じることもあるでしょう。
ネット証券は、ネット上で取引を行います。そのため、わざわざ店舗に行く必要がなく、好きな場所で取引ができますよ。
担当者の有無
店舗証券では、顧客1人に担当者が1人つき、相談をしながら取引をしていきます。
ただ、担当者は複数の顧客の対応をしているため、好きなタイミングで連絡がとれない場合があります。
ネット証券は担当者がいません。問い合わせはメールやコールセンターとなるため、気になることがあった場合はすぐに聞くことができますよ。
投資初心者がネット証券を選ぶときに見るべき違い
初めてネット証券を利用するのであれば、次の3つのポイントを確認して、ネット証券を選びましょう。
- 手数料
- 投資情報の充実度
- 金融商品の豊富さ
手数料
ネット証券の売買手数料は「1回の取引ごと」と「1日の取引の合計」に手数料が発生します。
投資が初めての人や1日の取引回数が少ない人は、1回の取引ごとに手数料が発生するタイプがおすすめです。
投資情報の充実度
ネット証券は担当者がいないため、投資情報は自分で手に入れる必要があります。
ネット証券の中には、有料会員しか見れない情報も無料で見れるサービスがあります。どのような情報を提供しているか確認しましょう。
金融商品の豊富さ
ネット証券では、日本株や外国株、投資信託など幅広い金融商品を扱っています。
投資が初めての人は「投資信託」がおすすめです。投資信託の数が多いネット証券を選びましょう。
大手ネット証券の違い
大手ネット証券5社の「口座開設数」「取引1回ごとの手数料」「投資信託の数」を見ていきましょう。
なお、口座開設数は2021年末現在、手数料と投資信託の数は2022年5月24日現在の数字です。
SBI証券 | 楽天証券 | 松井証券 | auカブコム証券 | LINE証券 | |
口座開設数 | 約802万 | 約714万 | 約142万 | 約142万 | 約100万 |
手数料 | 55円〜 | 55円〜 | 0円〜 | 55円〜 | 55円〜 |
投資信託の数 | 2,648本 | 2,658本 | 1,602本 | 1,566本 | 30本 |
投資初心者向け間違いなしのネット証券①SBI証券
ここからは、投資初心者におすすめなネット証券を3つ紹介しますね。1つ目に紹介するネット証券は「SBI証券」です。
口座開設数 | 約802万口座 |
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手数料 | 【スタンダードプラン(1注文制)】55円〜 【アクティブプラン(1日定額制)】0円〜 |
投資信託の数 | 2,648本 |
IPO実績 | 122社 |
最低投資額 | 100円 |
口座開設数がネット証券の中で最も多いことから、金融商品やサービスが充実しており、初心者でも安心して投資ができますよ。
IPOとは「Initial Public Offering」の略で、未上場企業が新たに株式を証券取引所に上場し、投資家に株式を取得させること。
投資初心者向け間違いなしのネット証券②楽天証券
2つ目に紹介するネット証券は「楽天証券」です。楽天証券は、現金だけでなく楽天ポイントでも投資ができるため、楽天ポイントを持っている人は特におすすめですよ。
口座開設数 | 約714万口座 |
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手数料 | 【超割コース(1注文制)】55円〜 【いちにち定額コース(1日定額制)】0円〜 |
投資信託の数 | 2,658本 |
IPO実績 | 74社 |
最低投資額 | 100円 |
また、楽天カードで決済をすれば楽天ポイントが貯まります。貯めたポイントを投資に使えるのは助かりますよね。
投資初心者向け間違いなしのネット証券③LINE証券
3つ目に紹介するネット証券は「LINE証券」です。LINE証券は、LINEアプリから手軽に投資を始められるため、「まずはお試しだけ」と考えている人にピッタリですよ。
口座開設数 | 約100万口座 |
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手数料 | 【1注文制】55円〜 【1日定額制】0円〜 |
投資信託の数 | 30本 |
IPO実績 | 86社 |
最低投資額 | 100円 |
LINE証券が提供する「いちかぶ」は1株から取引ができます。少額投資をしたい人は検討してみてくださいね。
ネット証券の口座開設は3ステップで完了!
口座開設をするネット証券を選んだら、実際に口座開設をしてみましょう!口座開設は次の3ステップで完了します。
- 本人情報の入力と本人確認書類の提出
- 口座開設の審査
- 発行されたログイン情報で口座開設を完了する
ステップ1:本人情報の入力と本人確認書類の提出
新規で口座を開設するために必要な情報を、申込みフォームに従って入力していきます。
本人確認書類も提出しないと口座開設ができないため、必ず確認し、用意しておきましょう。
ステップ2:口座開設の審査
業者側は、申込者の収入や安定性を審査し、投資が可能な状態かどうかを確認します。
ステップ3:発行されたログイン情報で口座開設を完了する
審査が通ると、アカウントにログインするための情報が届きます。ログインをして、口座開設を完了しましょう。
ネット証券を利用するときに注意したいこと3選!
ネット証券を利用するときは、次の3つに注意しながら利用するようにしてください。
- 個人情報の漏えい
- 買付けと売却の操作ミス
- 通信回線
個人情報の漏えい
ネット証券にログインするときは、ログインIDとパスワードが必要です。
このログインIDとパスワードが漏えいしないように、パソコンやスマホのセキュリティ対策は万全にしておきましょう。
買付けと売却の操作ミス
ネット証券は担当者がいないため、取引はすべて自分で行う必要があります。ここで注意したいことは「操作ミス」です。
一度買付けや売却をすると取り消せないため、取引に慣れても慎重に操作することが大切です。
通信回線
株式投資やFXは、取引するタイミングがとても重要です。通信環境が悪いと、取引したいタイミングで取引ができないことがあります。
取引で失敗したくなければ、通信回線にも注意をするようにしてください。
投資初心者向けのネット証券で投資を始めよう!
ネット証券は店舗証券とは違って担当者がいないため、銘柄選びや取引などはすべて自分で行います。
一見大変そうですが、最近のネット証券はサービスの質が上がっており、情報収集がしやすくなっています。
ほかにも、手数料が安めであることや、好きなときに好きな場所で取引ができることもネット証券ならではの特徴です。
投資が初めての人でも始められやすい環境がネット証券には備わっています。ネット証券で投資を始めて、資産を増やしていきましょう!