クレジットカードの種類は多くあるため、「どれがいいのかわからない」「自分にあったカードの選び方を知りたい」という方もいるかと思います。
この記事では、クレジットカードの選ぶ際のポイントやおすすめのカードを知ることができます。初めて持つクレジットカード選びや、保有しているカードの見直しに役立つことでしょう。
ぜひ最後まで読んで、自分に合ったクレジットカードを選ぶための参考にしてください。
クレジットカードの基礎知識
クレジットカードは、現金を渡さなくても商品代金などの支払いができるカードです。
ネットショッピングや店舗などでの支払いに利用し、その代金を後払いという形でクレジットカード会社に支払います。キャッシュレス決済であるため、現金を探したり、お釣りの受け渡しをしたりする必要がありません。
ほかにも、ポイントが付与されたり、割り引きや優待特典が受けられたりするなど、現金決済にはないメリットがあります。
クレジットカードを発行するためには、各カード会社の審査を通過する必要があります。申し込みをしてから、利用できるようになるまで1週間以上は想定しておきましょう。
クレジットカードの選び方・比較するポイント5つ
クレジットカードは、分割払いや後払いサービスの提供を専門にしている信販会社や、銀行などの金融機関、百貨店やスーパーなど、さまざまな企業が発行しています。
どのクレジットカードを作ったら良いのか、迷ってしまいますよね。そこで、クレジットカードを選ぶ際に比較するポイントを5つご紹介します。
- 国際ブランド
- 年会費・ランク
- ポイント還元率
- 付帯サービス
- ウェブサイト・アプリ
詳しいクレジットカードの選び方は、次の章から詳しく解説していきます。
クレジットカードの選び方①【国際ブランド】
まず、クレジットカードを選ぶ際に確認したいのは、国際ブランドの種類です。
なぜかというと、店舗が取り扱っている国際ブランドでないと、支払いに利用できないからです。クレジットカードには、次のような世界5大ブランドと呼ばれているものがあります。
- VISA
- MasterCard
- JCB
- AMERICAN EXPRESS
- DinersClub
世界的にシェア率が高いのは、「VISA」と「MasterCard」です。この2つであれば、取り扱っている店舗が多く、利用できる確率が高いでしょう。普段の買い物や海外旅行でも困ることはありません。
もし、2枚目のクレジットカードを作る場合は、1枚目のカードが利用できない場合に備えて、1枚目とは違う国際ブランドを選ぶと良いでしょう。
クレジットカードの選び方②【年会費・ランク】
次のポイントは、クレジットカードの年会費です。無料のクレジットカードを発行している会社は多くありますが、カードのランクによっては年会費がかかる場合があります。
クレジットカードのランクは、「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」などが存在します。シルバーは、「一般」や「スタンダード」とも呼ばれることもありますね。
クレジットカードは、ランクが上がるほど、年会費が高くなり、発行の審査が厳しくなる傾向にあります。また、ランクが高いほど利用限度額が高くなり、優待サービスが充実しているものが多いです。
クレジットカードを選ぶ際には、年会費の安さだけではなく、ランクの違いによるサービスの充実度や使い勝手の良さも比較してみましょう。
クレジットカードの選び方③【ポイント還元率】
クレジットカードをお得に利用するためには、ポイント還元率を比較することも大切です。
クレジットカードは、利用する額に応じてクレジットカードのポイントが付与されます。還元率の目安は、0.5%といわれていますが、クレジットカードの種類や利用方法によって、1%や2%になる場合もあります。
たまったポイントは、支払いでの利用や、マイルやAmazonギフト券、生活用品や家電などに交換ができます。利用しやすいポイントの種類や交換先によって選ぶのも良いですね。
特定の店舗で利用するとポイント還元率が高いカードもあります。利用先によって使い分けるために複数枚のクレジットカードを保有するのも効果的でしょう。
クレジットカードの選び方④【付帯サービス】
クレジットカードには、基本的な決済機能に加えて、旅行傷害保険や空港ラウンジの利用、コンシェルジュサービスなどの付帯サービスがあります。
このような特典を重視して、クレジットカードを選ぶ方も多いでしょう。
特に旅行が好きな人は、クレジットカードを保有していることで、旅行傷害保険に加入する必要がなかったり、無料で空港ラウンジが使えたりするので便利です。
基本的に特典や付帯サービスがあるのは、ランクがゴールドカード以上のクレジットカードであるため、このようなサービスが必要ない場合は、スタンダードなカードや年会費無料のカードがおすすめです。
クレジットカードの選び方⑤【ウェブサイト・アプリ】
最後になりましたが、ウェブサイトやアプリの使いやすさもクレジットカードを選ぶ大切なポイントです。
クレジットカードは、現金よりも支払った金額などが目に見えにくいため、使いすぎてしまう危険性があります。そのため、利用履歴が簡単に確認できるクレジットカードが安心でしょう。
確認するポイントは、ログインのしやすさや、利用履歴の見やすさです。家計管理機能が付いているのも便利です。
クレジットカード会社のサイトにログインの方法やアプリの使い方などが掲載されているため、チェックをしてみましょう。利用履歴を確認する癖が付いていると、不正利用をすぐに発見できるというメリットもあります。
利用目的別おすすめのクレジットカード
クレジットカードの選び方を5つ、ご紹介してきましたが、結局どのカードがいいのかわからないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ここからは、利用目的別におすすめのクレジットカードを紹介したいと思います。
メインで利用する目的によってクレジットカードを選ぶと、よりお得に使えるでしょう。ご紹介する主な利用目的は次の3種類です。
- スーパーやコンビニエンスストア
- 電車や鉄道
- 海外旅行
利用目的別におすすめなクレジットカードは、次の章から詳しく説明していきます。
おすすめクレジットカード①【スーパー・コンビニエンスストア】
スーパーやコンビニエンスストアといった普段のお買い物でクレジットカードを利用したい場合は、ポイント還元率を重視したカードのがおすすめです。ここでは、「オリコカード・ザ・ポイント」をご紹介します。
オリコカード・ザ・ポイントは、100円の利用ごとにオリコポイントが1ポイントたまります。つまり、基本の還元率が1.0%といつでも高い還元が受けられるということです。
なお、入会後6カ月間はポイント還元率2%。Amazonやヤフーショッピング、楽天などが参加しているオリコモールを利用してお買い物をすると、さらに+1%のポイント還元を受けられます。
オリコカード・ザ・ポイントは、2種類の電子マネーを搭載しており、カードを店舗の端末にかざすだけで、スピーディにお買い物ができて便利です。
おすすめクレジットカード②【電車・鉄道】
電車や鉄道をよく利用する場合は、交通系電子マネーが搭載されているクレジットカードがおすすめです。
ここでは、全国的に広く使われているJRが発行する「ビュー・スイカ」をご紹介します。
JR東日本が発行するビュー・スイカは、交通系電子マネーSuicaと定期券、ポイントカード、クレジットカードが一体化しているクレジットカードです。
定期券の購入やチャージのたびにポイントがたまり、たまったポイントをSuicaにチャージができるため、お得に使えます。
きっぷを買うことで付帯する国内旅行傷害保険や海外旅行傷害保険も付帯しているため、旅行の際も安心です。
おすすめクレジットカード③【海外旅行】
海外旅行に行く時に利用したい場合は、国際ブランドが「VISA」か「MasterCard」で、海外旅行傷害保険などの補償が充実しているものがおすすめです。ここでは、「三井住友カード」をご紹介します。
三井住友カードは、日本最大手のクレッジットカード会社が発行するカードです。国際ブランドが世界シェアNo.1のVISAなので、使える店舗が多く安心です。
最高2,000万円の海外旅行傷害保険をはじめ、ショッピング補償、業界最高水準の不正使用感知システムなどのサービスが充実しています。
また、世界の主要都市に「VJデスク」を設置しています。観光情報の提供をはじめ、レストランの予約やカードやパスポートの紛失・盗難時のサポートがあり、旅行時に心強いクレジットカードです。
まとめ
クレジットカードは多くの種類があり、それぞれの特徴があります。
年会費やカードのランク、ポイント還元率や付帯サービスなど、ご自身の生活に合ったものを選択しましょう。
しかし、1枚を選ぶというのもなかなか難しいかと思います。複数のクレジットカードを持ち、メインカードとサブカードなどと使い分けるというのも良いでしょう。
この記事の内容を参考にして、ご自身の納得のいくクレジットカードが使えるように選んでみてください。