この記事では、「借金があるけど、一人暮らしできるか知りたい」人向けに書かれています。
借金があると、「借金をしているのに一人暮らししたら、生活が苦しくなるかも」と思う方もいますよね。
今回は、借金があっても家を借りやすくする方法やすぐに一人暮らしする方法、追加で借金せずに生活する方法について解説しています。
この記事を読んで、借金がありながらも一人暮らしをする際の参考にしてください。
借金していても一人暮らしを始めることはできる?
この章では、借金していても一人暮らしを始めることはできるのかについて解説していきます。結論から言うと、借金していても一人暮らしすることは可能です。
しかし、一人暮らしをするためには、物件を借りる費用や引っ越し代などの初期費用を含め、家賃や光熱費などの生活費を支払っていかなければなりません。
次の章から、一人暮らしを始めるために必要な費用について具体的に解説していきます。
一人暮らしを始める時に必要な初期費用
一人暮らしを始めるためには、まず、物件を借りて、引っ越しをする費用が必要です。この章では、物件を借りる際に必要な費用について紹介します。
物件を借りるときに不動産業者へ支払う費用や引っ越しの費用として、以下の費用が挙げられます。
- 敷金:60,000円(家賃1か月分)
- 礼金:60,000円(家賃1か月分)
- 仲介手数料:66,000円(家賃1か月分+消費税)(2020年6月時点の消費税率で計算)
- 前払い分の家賃:60,000円(家賃1か月分)
- 保障会社利用料:60,000円(家賃1か月分)
- 火災保険料:10,000円
- 鍵交換代:12,000円
- 引っ越し代:20,000円~60,000円
- 家具・家電の購入費用:100,000円~150,000円
- 生活用品の購入費用:30,000円~50,000円
参考:https://www.haseko-sumai.com/kurashi/archive/detail_408.html
一人暮らしを開始する際に必要な費用を合計すると、約500,000円前後が相場です。借金がある状態で、約500,000円前後の費用を、現金か通帳引き落としで支払わなければなりません。
一人暮らししていく上で必要な生活費用
一人暮らしをするには、毎月継続的にお金を払っていかなければなりません。この章では、一人暮らしに必要な費用について解説していきます。
一人暮らしをしていくには、以下のような費用が毎月必要になってきます。
- 家賃:66,000円
- 水道代:3,000円
- 光熱費:7,000円
- 食費:40,000円
- 被服費:20,000円
- 通信費:11,000円
- 交際費:10,000円
- 娯楽費:10,000円
- 日用品費:3,000円
一人暮らしの月平均支出額は、家賃や水道光熱費、食費交際費などを含めて約170,000円というデータが2014年に総務省より公表されています。
生活を工夫して、食費や交際費、娯楽費などを減らしていけば、1か月あたりの生活費は抑えることができます。しかし、借金の返済をしながら生活費を捻出するのはとても大変です。
一人暮らしの費用を工面するためにさらに借金はするべき?
一人暮らしを始める時の費用と一人暮らしの費用について解説していきました。この章では、一人暮らしの費用を工面するために、借金をするべきかどうかについて、解説していきます。
結論から言うと、一人暮らしの費用を工面するために借金はするべきではありません。なぜなら、お金を借り続けてしまう悪循環になるからです。
借金がある状態で、追加で借金をして一人暮らしを始めると、返済と生活費の支払いで精いっぱいになります。そして、お金が足りなくなって、借金するという悪い状況になります。
次の章から、借金をして一人暮らしをした女性の体験談を掲載していきます。
借金して一人暮らしをした人の体験談
この章では、借金をして一人暮らしをした水商売をしていた20代女性の体験談を掲載していきます。
お金がなく、引っ越し金の借り入れをすることに
藁にもすがる思いで紹介をしてもらい、融資についての説明を受けました。
返済は月々1万円ちょっとからで大丈夫。
水商売などの不安定な職業の人でも借りられる。こんな感じだったと思います。
そしてどこで借りるかと聞くと、アコムだと言われました。
当時私は消費者金融に対してとても怖いイメージがあり、何より借金をすること自体に大きな抵抗がありました。
ただ「ここまで来て・・・」という思いが強く、また元彼との思い出から離れて、一人で心機一転やり直したいという気持でした。
「敷金・礼金だけ」と自分に言い聞かせて、アコムでキャッシングすることを決めたのです。
引用:https://xn--m9jq9cxhob6l9mw57tea4506a1w5a0m9bda201yiyrigt.net/con98/
最初は消費者金融でお金を借りることに抵抗があったようですが、敷金と礼金のお金だけ工面しようとして、消費者金融を利用したそうです。
急に生活レベルを落とせず、ギリギリの生活だった
しかし今までのようなストレス解消のためのショッピングもできない、友達と飲みに行くこともできない、返済はいつも元金(元々借りたお金)ギリギリの金額。
返しても返しても借金総額は減らず、だんだんと自暴自棄になっていきました。
自分の収入・支出・借金総額・返済額の割合などを把握していなかったため、完全な悪循環に陥っていたのです。
引用:https://xn--m9jq9cxhob6l9mw57tea4506a1w5a0m9bda201yiyrigt.net/con98/
水商売をしていた時の浪費癖が抜けず、生活レベルを落とすことができなかったようです。収入と支出のバランスが悪いので、女性は、さらに借金を重ねていきます。
働かずにお金を手に入れる(正確には借入れですが)方法を覚えると、まともに働くのが馬鹿馬鹿しくなってきます。
仕事も休みがちになり、その結果収入も減り、やがて返済が滞りがちになっていき・・と堕落していきました。
引用:https://xn--m9jq9cxhob6l9mw57tea4506a1w5a0m9bda201yiyrigt.net/con98/
女性は、仕事を休みがちになり、借金で首が回らなくなり、生活が崩れていったようです。
借金して一人暮らしを続けた女性の体験談からわかること
生活の基盤を整えないで、借金して一人暮らしをしていくと、生活が崩壊する恐れがあります。なぜなら、今までの生活状態で家賃や生活費の支出が増えることになると、金銭的な負担が増えることが想定されるからです。
一人暮らしをすることによって、家計の改善をおこなう機会となれば良いのですが、借金をする癖が付いてしまうと危険です。
「お金がなければ、借りればいい」という考えになると、借金が増えていくことになるでしょう。
体験談の女性は借金がない状態から開始して、追い込まれていったようです。もし、あなたがすでに借金を抱えているのであれば、女性よりももっと大変な思いをすることになるでしょう。
借金せずに一人暮らしを始める方法【初期費用を交渉する】
この章からは、どうしても一人暮らしを開始したい方向けに、「借金をせずに一人暮らしを始める方法」を解説していきます。
借金をせずに一人暮らしを始める方法1つ目は、初期費用を下げてもらえるよう不動産業者に交渉していくという方法です。
どのように交渉していけばいいかわかりませんよね。交渉の相談は、NPO法人の賃貸トラブルたすけ隊へ相談してみましょう。
賃貸トラブルたすけ隊は、無料で「不動産業者との交渉のための実践的なアドバイス」をしてくれます。多くの人が相談しているので、先に下記の記事を見てから相談するようにしましょう。
記事を読んでも、対応できない場合は、Twitterのダイレクトメッセージを通じて相談できますよ。
資金なしですぐに一人暮らしする方法【マンスリーマンション】
借金をせずに一人暮らしをする方法2つ目は、マンスリーマンションを利用する方法です。
家を借りるよりも家賃相場は高いですが、家具家電付きなので、家具の購入費用や敷金・礼金などの一人暮らしにかかる初期費用を抑えることができます。
参考として、マンスリーマンションの会社である「アットイン」によれば、東京都心の1R、1Kの初期費用の相場は、賃料を含めて150,000円前後とのことでした。
ゼロから一人暮らしを始めるか、家具家電付きのマンスリーマンションで生活基盤を整えてから、一人暮らしをするのかについては、現在のあなたの貯金額や、借金の残高を考えたうえで判断しましょう。
【一人暮らししたい人必見】追加の借金をせずに生活する方法
借金をしないで、一人暮らしをしていくのなら、生活費を抑えることが重要です。
今回紹介した、「借金して一人暮らしをした女性」は浪費癖があったため、借金で生活費を補っていました。
無駄なものにお金を使わない習慣を身につけ、「何にどれだけお金を使ったのか」把握することが重要です。どうしても、「生活費を抑えられない」という方は、地方へ移住してしまうのもいいかもしれません。
総務省が主催する「地域おこし協力隊」では、公務員として働く求人が掲載されています。公務員として採用されると、地方への引っ越し代金を負担してくれたり、家賃・光熱費が無料の家に住めたりします。
まとめ
- 借金があっても一人暮らしはできるが、費用がかかる
- 一人暮らしの費用は、追加で借金するべきではない
借金がある状態でも、一人暮らしをすることはできます。しかし、追加で借金をして一人暮らしを始めるのは、おすすめできません。
「どうしても、一人暮らしをする必要がある」人は、家賃交渉をして、少しでも費用を下げたり、生活を見直して支出を減らしたり、マンスリーマンションに住むことを検討したりしましょう。