あなたは自分がいくらまで借金をできるのかを知っていますか?また、いくらまでの借金であれば確実に返済ができるのか把握していますか?
この記事では借金をいくらまで借りることができるのか、いくらまでの借金であれば返済が可能なのかについて書いていきます。興味のある方はぜひ読んでみて下さい。
(トップ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/337592?title=%E9%80%9A%E5%B8%B3%E3%81%A8%E4%B8%80%E4%B8%87%E5%86%86%E6%9C%AD)
借金はいくらまでできるのか
借金の限度額はいくらなのでしょうか?消費者金融で借りることができる借金の上限は年収の3分の1までです。年収が300万円の人であれば100万円まで借りることができます。
住宅ローンや自動車ローンなどは、条件によって上限額が変わってきます。
消費者金融では年収の3分の1まで借りることはできますが、本当に年収の3分の1の額を借りてしまうと返済が困難になってしまうでしょう。
あくまで上限が年収の3分の1であるだけで、上限一杯借りても大丈夫ということではないので注意してください。
いくらまでなら借金をしても完済できるのか
では、いくらまでなら借金を完済することができるのでしょうか。
年収300万円(月収25万円)の人が上限額の100万円を借りたとしましょう。金利を15%とすると、借金が100万円なので1か月目の利子は1万2500円となります。
1か月の収入が支出より1万2500円以上であれば、理論上いつかは借金を返済できることになります。
ですが、月収が25万と仮定すると、生活費なども考えると借金の返済に回すことができるお金は少なく、完済までに時間がかかり、多額の利子を取られてしまいます。
つまり、返済の面から考えると年収の3分の1の額は借りすぎだと判断できます。借金をするのであれば多くても年収の5分の1ほどにしておくことをおすすめします。
住宅ローンでの借金はいくらまでできるのか
では、住宅ローンでの借金はいくらまでできるのでしょうか。
年収をもとに借入可能額を知ることができるシュミレーションがあるので、詳しい内容はそちらで調べてみてください。
人によって上限の借入額がまちまちですが、借入可能額分借りることは返済が困難になる可能性があるため、おすすめできません。
借入は返済負担率が20%以内にしておくのが良いでしょう。返済負担率とは、年収に対する住宅ローンの年間返済額を占める割合のことを指し、「年間返済額÷年収×100」で求めることができます。
自動車ローンでの借金はいくらまでできるのか
自動車ローンはいくらまで借りることができるのでしょうか。多くの金融機関は年収の半分を貸し出しの上限としています。仮に年収が400万円だとすると、200万円まで借りることができます。
もちろん、これよりも少ない額しか貸し出しをしない金融機関や、多くの貸出しを行っている金融機関もいるのであくまで目安として考えてください。
しかし、借りすぎると返済が困難になります。自動車ローンは年収の40%ほどの金額までにしておくことをおすすめします。
借金をする目的を明確にする
借金をするのなら借金をする目的を明確にしてください。住宅ローンや自動車ローンであれば家を買うために借金をする、自動車を買うために借金をすると目的が明確になっているますよね。
住宅・自動車ローンと同様に、消費者金融などからお金を借りるときにも借金の目的は明確にしておくべきです。
なんのためにいくら必要なのかが明確になっていないと、借りたお金を正しい使用用途に活かせなくなってしまう恐れがあります。
借りたお金が気づいた時にはなくなっていた、なんてことがないように気をつけて下さい。
いくら借りるのかを考える
いくら借金をするのかは明確になっていますか?借金をいくらするのかはしっかりと考えましょう。
目的を達成するにはいくらお金を借りる必要があるのかを確認して、それ以上の額を借りないよう気を付けてください。
たくさん借りてしまうと、予想以上に利子がかさんだり返済が困難となったりします。
借金の額はなるべく小さくするよう心がけて、必要最小限だけ借りるべきということを覚えておいて下さい。
借金をするうえでの注意点
借金をする上での注意点を書いていきます。以下のことを意識して借金をするようにしましょう。
20回
20回以上に分割支払いを設定することは、はやめておくことをおすすめします。
分割すればするほど払わなくてはならない利子が多くなってしまいます。収入を考えると20回以上に分割しなければ支払えないという人は、そもそも借りる金額を小さくすることを意識ましょう。
早く完済する
借金をして借りたお金は、なるべく早く完済することを心がけましょう。
借金の返済が長期に及べば及ぶほど、払う利子も多くなります。生活水準を落とすことなく払える時に払ってしまい、少しでも早く完済するようにしてみてください。
任意整理・個人再生でいくらか借金を減らす
借金の返済が困難になった場合は、任意整理や個人再生を利用して借金を減額しましょう。
なお、借金の減額ができるというメリットもありますが、任意整理や個人再生を行うデメリットも存在するので、必ずよく確認してくださいね。
任意整理
任意整理とは債権者と話し合って借金の金額を決め直すことです。
借金の利子をカットしてもらえたり、借金の支払期間を延長してもらえたりします。
一方で、クレジットカードが作れなくなったり、新たに借金ができなくなるなどのデメリットも存在します。
個人再生
個人再生とは債務者が裁判所に申し立てを行い、借金の減額をしてもらうことです。借金額を5分の1ほどまで減額した後、3~5年間で借金の完済をします。
借金額が5000万円以上である場合には利用することができないので注意してください。
自己破産で借金をなくす
任意整理や個人再生を行っても借金を返済できる見込みがなければ、最終的に自己破産をすることになるでしょう。
自己破産をするとすべての借金を放棄できます。ですが、自己破産をするとブラックリストに登録されて、一定期間借金をすることができなくなります。また、裁判所の基準を超える財産は没収されてしまいます。
しかし、自己破産をすると人生が終わってしまうというような大きなペナルティーはありません。
まとめ
借金をするときに必ず気になるのが「どのくらいの金額を借り入れることができるのか」ですよね。
目的を果たすために必要な金額が、満額借りられるとは限らないですし、自分自身の返済能力も加味した上で、借入金額を決める必要があります。
ただ、消費者金融や一般の金融機関などは、借入できる上限金額が年収に応じて設定されているので、必ず事前に確認しておいてくださいね。
この記事の内容をまとめてみると、以下のようになります。もう1度おさらいしておきましょう。
- 消費者金融からの借金の限度額は年収の3分の1まで、住宅ローンや自動車ローンは様々。
- 消費者金融からの借金は年収の5分の1まで、住宅ローンは返済負担率が20%以内、自動車ローンは年収の40%以下にしておくべき。
- 借金の目的を明確にして、必要以上に借りないよう気を付ける。
- 返済が不可能な場合は任意整理、個人再生、自己破産を行い、借金を減らしたりなくしたりする。
借金はあなたの目的を達成するための、大きな手助けの1つとなります。しかし、度を超えてしまうと生活に苦しくなったり精神的に不安定になることもあるでしょう。
必ずいくらまでなら借りられるのか、いくらまでなら毎月返済できるのかを把握し、計画的に借金・返済を行いましょう。
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