今回は、壁紙の張替リフォームにかかる費用相場を紹介していきます。壁紙の張り替え時期は、一般的に5~10年程度という中で「そろそろ壁紙の替え時かな」と考えている方も多いでしょう。
そんな方のためにも、本記事では部屋別の壁紙張り替えリフォームの相場、そしてDIYした場合の費用相場、リフォームでの注意点、リフォーム費用を安くする方法まで紹介したいと思います。
読者にとってお得な情報を分かりやすくまとめたので、気になる方はぜひ最後まで読んでみてください。本記事を読めばきっと、壁紙の張替リフォームがうまくいくことでしょう。
壁紙の張り替えリフォームの、費用相場を見てみよう
壁紙の張替リフォームの費用は、主に工事費・材料費・諸経費の3点から算出されます。工事費は、リフォームに伴う作業料金です。養成費・下地処理費・家具移動費・廃材処分費などを含め約2万円が相場でしょう。
材料費は、壁紙の本体価格のことです。壁紙には「量産品」と「一般品」があります。量産品は安価ですが、デザインの選択肢が狭いです。一方「一般品」はデザイン豊富で、汚れ防止や消臭機能などが備わっています。
壁紙の費用相場は、量産品なら1㎡あたり800~1,100円、一般品なら1㎡あたり950円~1,500円程度です。一般品の場合、施工難易度が高くなるため量産品より少し値段が張ってしまいます。
大体の総額費用が算出されると、そこから数%の諸経費も加算されます。それでは、より具体的に壁紙の張替リフォームの費用相場を知るためにも、部屋別でのどのくらいの予算が必要なるのか見ていきましょう。
部屋別の壁紙張り替えリフォーム費用相場①居室
ここで言う居室とは、リビングや寝室、和洋室のことです。居室は、住む人の好みや壁紙に求める機能によって、費用が変動しやすいところです。
安く済ませたいのであれば、量産品の壁紙を選び、1㎡あたり800~1000円の材料費で施工してもらうといいでしょう。
例として、6畳(張り替え面積を45㎡と想定)のリビングを施工してもらうとすると、材料費で3.6万~4.5万円ほどかかる計算になります。
部屋の広さ(想定㎡) | 一般品(950~1,500円) | 量産品(800~1,100円) |
6畳(想定45㎡) | 42,750~67,500円 | 36,000~49,500円 |
8畳(想定54㎡) | 51,300~81,000円 | 43,200~59,400円 |
10畳(想定70㎡) | 66,500~105,000円 | 56,000~77,000円 |
また賃貸退去時に壁紙張り替えが求められる場合、単価が低めの量産品を用いるので、費用が気になる方は、まず量産品の価格で概算してみるといいでしょう。
部屋別の壁紙張り替えリフォーム費用相場②玄関・廊下
廊下・玄関の壁紙リフォームにかかる費用相場は、居室とほとんど変わりありません。
しかし、大きい物や家具を運ぶ際に、キズがついたり汚れたりしやすい場所なので、キズ・汚れ防止機能がある一般品の壁紙を選ぶ方が多いです。
一般品の中で選ぶ場合、「ウレタンコート」の壁紙がおすすめでしょう。耐衝撃性と耐摩耗性に優れており、通常の壁紙に比べてお手入れしやすいのが特徴です。
壁紙の広さ(想定㎡) | 一般品(950~1,500円) | 量産品(800~1,100円) |
6畳(想定45㎡) | 42,750~67,500円 | 36,000~49,500円 |
部屋別の壁紙張り替えリフォーム費用相場③キッチン
キッチンは汚れやすい上に、火を扱い、臭いがつきやすい場所です。なのでキッチンでは、汚れ防止機能のある壁紙、または不燃性の壁紙を選ぶ必要あるので、狭い空間ながらリフォーム費用が高めになります。
キッチンの壁紙リフォームでは、キッチンの造りによっても費用が変動します。
なぜかというとキッチンが独立した部屋なのか、居住スペースと繋がっているオープンスペースなのかによって張り替える面積が異なるからです。
生活の中でも、使用頻度の多いキッチンには、汚れが付きにくく衛星的な「フィルム汚れ防止・抗菌タイプ」の壁紙がおすすめです。またガスコンロ周りには、不燃認定を受けた壁紙を選ぶといいでしょう。
壁紙の広さ(想定㎡) | 一般品(950~1,500円) |
3.5畳(想定32㎡) | 30,400~48,000円 |
4.5畳(想定41㎡) | 38,950~61,500円 |
部屋別の壁紙張り替えリフォーム費用相場④トイレ
トイレの壁紙張替リフォームの費用相場は、2.7万~4.5万円です。壁紙の種類は関係なく、工事費も含め大体このくらいの費用がかかります。
なぜかというと、職人の工事費が一日あたりで換算されるからです。張り替える壁の面積は狭くても、一日あたりの工事費が発生しまうということです。
しかし、他の部屋と同じタイミングで壁紙張替リフォームをすれば、壁紙の材料費だけでリフォームができるので、費用を抑えられます。
トイレの壁紙張り替えを予定している方は、他にも壁紙張り替えが必要な部屋がないか確認するといいでしょう。
部屋別の壁紙張り替えリフォーム費用相場⑤洗面所・脱衣所
洗面所・脱衣所の壁紙張替リフォームの費用相場は、3.9万~4.4万円です。こちらもトイレ同様、張り替え面積は面積は狭いものの、工事費の関係で大体このくらいの費用になります。
洗面所・脱衣所は、湿気でカビが発生しやすいので汚れやすい場所です。なのでカビ防止機能や、汚れ防止機能のある壁紙が使用されやすく、その分費用は高くなります。
ここまで部屋別の費用相場を紹介してきましたが、次章からはもしDIYで壁紙張替リフォームを行う場合、どのくらいの費用がかかるのか見ていきましょう。
壁紙張り替えリフォームをDIYする場合の相場は?
壁紙は、DIYで張り替えることが可能です。DIYのメリットは、費用をかなり抑えられるということです。業者に頼んだ場合、材料費・工事費・諸経費がかかりますが、DIYの場合、材料費しかかかりません。
「工具が必要なのでは?」と疑問に思う方もいるでしょう。ご安心ください。壁紙の中には、既存の壁紙上から貼ることのできるシールタイプのものがあるので、誰でも簡単にDIYすることができます。
シンプルなデザインの量産品なら1㎡あたり800円前後、おしゃれデザインや防臭・抗菌などの機能がある一般品なら1㎡あたり1200円前後で壁紙を購入することができます。
なので「DIYしたい!」という方は、壁紙を張り替える部屋の広さを計り、好みの壁紙の価格で費用を概算するといいでしょう。
別途費用がかかるかも!壁紙張り替えリフォームでの注意点
通常の壁紙張り替えであれば、上記で紹介した費用相場で施工を行えます。しかしとある条件を満たしている場合、別途費用がかかってしまうので注意が必要です。
一つは、カビや穴が壁紙の下地にまで達していた場合です。黒カビや、壁に空いてしまった穴が、下地にまで達していた場合、下地に補修が必要になります。
もう一つは、家の築年数が30年を超えている場合です。この場合、壁の下地がかなり古くなっているので、なんらかの修繕が必要になります。
下地処理だけなら上乗せ費用は、2~3万円ほどですが、下地ごと新しく修繕する場合は、7~10万円ほどかかってしまいます。なのでリフォーム前には、必ず業者に現地調査を依頼しましょう。
壁紙張り替えリフォーム費用を安くするお得な方法を紹介!
壁紙の張替リフォームをやるなら、できるだけ安く抑えたいですよね。そんな方のためにも、この章では、壁紙の張替リフォーム費用をできるだけ安くするとっておきの方法を紹介します。
その方法は、「地元の工務店に依頼する」です。大手リフォーム会社は広告費や、外注で発生したマージンを上乗せするので費用が高くなります。一方で地元の工務店ならそれらの費用を抑えて仕事を依頼できます。
しかし、優良工務店を見つけるのは難しいことですよね。そこでおすすめなのが、リフォーム紹介サイトの利用です。紹介サイトでは、各工務店の情報以外にも、依頼した人の口コミや独自取材で収集した情報があります。
どの工務店が壁紙リフォームを得意とし、依頼人からの評判がいいのか丸わかりということです。リフォーム紹介サイトが気になる方のためにも、筆者がおすすめするリフォーム紹介サイトを下記に記載しておきます。
まとめ
今回は、壁紙の張替リフォームにかかる費用相場について紹介しました。壁紙の張替リフォームの費用は、部屋によって異なります。
なので事前に部屋ごとにかかる費用を把握して、予算を決めておくことで、よりスムーズに壁紙の張替リフォームを行うことができます。
またリフォームでの注意点や、費用を安く抑える方法を知ることができれば、予算以上の費用がかかることを未然に防ぐことできますよね。
本記事を読んだ方は、ぜひ本記事を参考にして壁紙の張替リフォームを進めてみてください。より良い暮らしのためにも、あなたが満足のいくリフォームができれば幸いです。