「食費が高いので、なんとか食費を節約したい。」「1日1食の節約生活に興味がある。」こんな方に向けて記事を書きました。
本記事では、「1日1食にすると、どれくらい節約できるのか」「1日1食の節約生活のメリットとデメリット」を解説していきます。
1日1食の生活は、節約の面でも健康の面でもとても魅力があります。1日1食の節約生活を実践してみようという方は、ぜひ参考にしてくださいね。
(トップ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/802316?title=%E5%AE%B6%E8%A8%88)
1日1食にするとどれくらい節約できるの?
1人暮らしの人の食費の負担は意外に大きいですよね。2017年の総務省家計調査によると、1人暮らしをしている人の食費の平均は39,649円でした。
1ヵ月の生活費のうち約4万円の食費は、20代のサラリーマンにとって大きな負担です。1日1食の節約生活を実践すると、単純計算で食費は3分の1になります。
1日に1回の食事を少し豪華にしたい人や、少しお金をかけて1回の食事でできるだけ栄養のある食事をしたい人でも、食費を半分の約2万円以内に抑えることは、十分に可能です。
1日1食生活をしている人はけっこう多い
1日1食の生活をしている有名人は、とても多いです。芸能人では、ビートたけしさんやGACKTさん、スポーツ界では内村航平さんや吉田沙保里さん等が1日1食の生活をしています。
ビートたけしさんは雑誌の取材で、「オイラは一日一食しか食べないよ。朝は野菜ジュースだけ」と語っています。(参考:「週刊ポスト 2013年7月12日号」)
また内村航平さんは、「試合前は、自然と炭水化物を1週間前からほしくなるんですが、普段は1日1回しかご飯を食べない」と2019年2月のトークショーで語っています。(参考:https://www.nikkansports.com/sports/news/201902280000638.html)
ただしインタビューの中で内村航平さんは、「僕には合っているということですから、皆さんは食べて下さい」とも語っています。そのため1日1食の節約生活が自分に合わないと感じた人は、無理しないようにしてくださいね。
有名人の方が1日1食の生活をする理由は、節約のためではありません。1日1食の生活は、自分のスタイルと合えば、日々のパフォーマンスアップにつながるからです。
1日1食の生活は、節約に効果が絶大ですが、節約以外にも以下のような沢山のメリットがあります。
- 時間が有効に使える
- 眠たくならない
- 健康に良い
1日1食の節約生活のメリット①時間が有効に使える
1日1食の節約生活のメリットの1つに、「時間が有効に使える」ということがあります。外食は高くつくことが多いため、食費を抑えるためには自炊をすることがとても有効です。
でも自炊するとなると、スーパーでの買い物、調理、後片付けとどうしても時間と労力が必要です。1日1食の生活をすれば、食事にかかる時間を趣味や勉強等、有効に使うことができますね。
1日1食の節約生活では、お金だけでなく時間の節約もできるという大きなメリットがありますよ。
1日1食の節約生活のメリット②眠たくならない
食事をとった後は、どうしても眠たくなってしまいますよね。特に昼食後、仕事に集中したいのに眠気がやってきて、パフォーマンスが下がってしまうという経験は、誰にでもあると思います。
食事をとると、血糖値が大きく変動することにより、眠たくなってしまいます。また血流が消化するための臓器にいってしまい、脳の血流が少なくなり集中力が低下してしまいます。
もし1日1食の節約生活なら、食後にやってくる眠気を回避することができます。そのため日々のパフォーマンスをアップさせることができますよ。
https://twitter.com/yuki_nakamura__/status/1290603018459549696
1日1食の節約生活のメリット③健康に良い
少し前のダイエットの定番といえば、炭水化物抜きダイエットが人気でした。最近は、ダイエットや健康法としても、1日1食の生活が注目されています。
1日1食の健康法で有名な南雲吉則医師は、適度な空腹が「胃腸の休息」や「若返りの遺伝子の活性化」等につながると話をしていますね。(参考:https://president.jp/articles/-/29470)
1日1食にすると1日の摂取カロリーは、そこまで大きくならないので、メタボリックシンドロームの予防にもなりますよ。
1日1食の節約生活のデメリット①周りに心配される
ここからは、1日1食の節約生活の3つのデメリットについて解説していきますね。1日1食の節約生活の1つ目のデメリットに、「周りに心配される」ということがあります。
いくら最近注目されていると言っても、1日1食の生活はまだまだ少数派です。1日1食で過ごしていることを話すと、「大丈夫なの?」「食べた方が良いよ。」と心配されます。
1日1食の生活をしていることを周りの人に知られなければ、心配はされることはありません。
ただ一緒に働いている人や一緒に生活している人には、どうしてもあなたの食生活が見えてしまうので、心配されることになってしまいます。
1日1食の節約生活のデメリット②食事という楽しみが減る
勤務中、ご飯を楽しみにして仕事を頑張るという方も多いと思います。「お昼ご飯を目標に頑張ろう。」というように、食事を楽しみや目標にしていた人は、ひとつ楽しみが減ってしまいます。
「なんだかイライラしていたけれど、食事をしたらイライラが落ち着いた。」というような経験を、誰しも1度はしたことがあると思います。食事は気分転換にも使えます。
また栄養学的にも、カルシウム、ビタミン、たんぱく質不足はストレスに対する耐性が弱くなると言われています。栄養不足でイライラしてしまうというようなことは、できる限り避けたいですね。
1日1食の節約生活のデメリット③太りやすい体質になる
食事制限をすると体は危機感を感じて、基礎代謝を下げ、エネルギーを節約しようと働きます。食事制限を続けていると、少量でも食事をすると、体は入ってきたエネルギーをできるだけ使わずに、脂肪として溜め込もうとするのです。
つまり、少し食べただけでも太りやすい体になってしまいます。
(引用:「ダイヤモンドオンライン」https://diamond.jp/articles/-/165499)
1日1食の節約生活は、体が飢餓状態になりエネルギーの節約モードなります。体が節約モードになると、基礎代謝が減ってしまい、太りやすい体質になってしまいます。
1日に1回しかない食事からエネルギーを効率よく体に吸収しようと、体が変化してしまいます。太りたくない人は、気をつけた方が良いですね。
たった1回の食事だからといって、1度に沢山食べてしまったり、間食を取りすぎてしまったりしないように注意が必要です。
1日1食の節約生活ではしっかり栄養をとる
1日1食の節約生活は、1回の食事でしっかりと栄養をとることを心掛けましょう。食事で摂取できない栄養は、プロテインやサプリメントで補うこともオススメです。
日々のパフォーマンスを落とさないようするためには、三大栄養素(タンパク質、糖質、脂質)が必須です。1日に1食だからこそ必要な栄養素をしっかりと摂取しておきたいですね。
栄養素 | 役割 | 主な食品 |
タンパク質 | 筋肉、骨、皮膚等を作る原料 | 肉、魚、卵、豆等 |
糖質 | 脳や筋肉が機能するためのエネルギー源 | パン、ご飯、麺類 |
脂質 | エネルギー源、ホルモンなどの生理活性物質の材料 | 動物性油脂、植物油 |
農林水産省の「食育ナビ」によると、活動量が普通以上男性の場合、2400kcal~3000kcalが必要です。しっかり栄養を取ったうえで、十分なエネルギーを食事で補えるようにしましょうね。
【1日1食の節約生活に慣れるまで】空腹時にオススメの飲み物
1日1食生活は、個人差はありますが、約1週間前後で慣れてしまうという人が多いです。つまり最初の一週間を耐えることができるのかがポイントです。
この章では、1日1食の節約生活に慣れるまでに心強い味方になってくれる「空腹時にオススメの3つの飲み物」を紹介します。
- ブラックコーヒー
- 炭酸水
- プロテイン
ブラックコーヒー
コーヒーに含まれるカフェインは、空腹を和らげる効果があります。コーヒーが苦手という方は、紅茶もカフェインを多く含むのでオススメですよ。
炭酸水
炭酸水は、炭酸がお腹を膨らましてくれるので、空腹を和らげてくれます。炭酸水は、ジュースと比較して安いものが多いです。ジュースを買うつもりで炭酸水を買えば節約にもなりますね。
プロテイン
プロテインは「たんぱく質」を英語に訳した言葉です。その言葉通り、プロテインを飲めば三大栄養素のうちの1つである「たんぱく質」を十分に補給できます。
コンビニ等でプロテインが含まれた飲み物が販売されていますが、そちらを購入すると高くつきますので、プロテインの粉を牛乳等にいれて、自分で混ぜるようにした方が節約になりますよ。
まとめ
以上、「食費が激減!1日1食の節約生活のメリットとデメリットを徹底解説!」でした。1日1食の節約生活は、食費を半分以下に抑えることが可能です。
食費を抑えることができることが最大のメリットですが、節約以外のメリットも紹介しました。
- 時間が有効に使える
- 眠たくならない
- 健康に良い
またメリットだけではなく、1日1食の節約生活のデメリットについても紹介しました。
- 周りに心配される
- 食事という楽しいが減る
- 太りやすい体質になる
メリットとデメリットをしっかり把握した上で、ぜひ1日1食の節約生活を実践してみてくださいね。最後までお読みいただきありがとうございました。