「「学生ローン」を利用したいんだけど、一体どれぐらいまで借りられるんだろう。いざ使ってみて借りられませんってなったら、元も子もないから事前に知っておきたいな。」
「学生ローン」を利用して、自分の欲しいものややりたいことを実現させたいと考えている人は、学生の中でもいますよね。
この記事では、「学生ローン」の融資限度額についてや、「学生ローン」の融資額でどんな物なら借りられるのか説明します。併せて、大手消費者金融と銀行カードローンの融資限度額についても解説していきます。
事前に「学生ローン」がどのぐらいまでの融資額が借りられるのかを知って、有効活用できるようにしていきましょう。
学生ローンの融資限度額はおいくら?

「学生ローン」業者はいくつも存在します。「学生ローン」業者を3社挙げると、融資限度額については以下のように設定されています。
- 「カレッヂ」― 1千円~50万円
- 「フレンド田(DEN)」― 1万円~50万円
- 「アイシーローン」― 1万円~50万円
「学生ローン」業者の下限は、おおよそ1万円台に決まっているところが多く、融資限度額については50万円であることがほとんどです。
学生ローンの融資限度額には落とし穴もある

残念ながら、「学生ローン」を利用して、融資限度額の50万円を借りられるワケではありません。
総量規制という法律があり、年収の1/3を超える金額を借りることができないという規制があります。借金の返済に悩む人を増やさないために、消費者保護を目的とした法律で、2010年から施行されています。
貸し金業者であるなら総量規制の対象となりますので、「学生ローン」業者も規制対象です。
もし、あなたが「学生ローン」を利用して50万円を借りたいなら年収150万円が必要です。
学生ローンではなく銀行カードローンは融資限度額上限までOK?

総量規制は貸し金業者である「学生ローン」業者や消費者金融が対象となります。ところが、例外もあるのです。
総量規制は銀行や信用金庫は対象外で、年収の1/3を超える借金が可能です。
残念ながら銀行の審査は非常に厳しく、かなりの稼ぎがなければ「安定収入」があるとは認めてもらえません。
アルバイトでの安定した収入があるとしても、社会人よりも借りられる金額は少なくなり、親の同意の有無も審査基準として厳しく見られます。
そもそも学生ローンは利用目的にかなっていないと借りられない

そもそも「学生ローン」は融資限度額の50万円を、何でも好きなことにお金を借りられるワケではありません。おおよそ、以下の利用目的であれば認められます。
- 楽器の購入
- 旅行の費用
- 急な引越し費用
- 歯科矯正の費用
- 美容整形の手術費
- 急な出費で生活費が足りない時
- パチンコや競馬といったギャンブルの資金が欲しい
- 投資資金を調達したい
- 長期留学やワーキングホリデーの費用を借りたい
- 慢性的に生活するお金がないので借りたい
- 借金の返済をしたいからまた借りたい
注意して欲しいのが、長期留学やワーキングホリデーが「学生ローン」として利用が認められないことです。
学生ローンの融資額で、自動車教習代は借りられるか?

ここからは、学生ローンの融資額で利用できる対象を3つ紹介していきます。まずは、自動車教習代について説明していきます。
大学生になったしせっかくだから、教習所に通って車の免許を取りに行きたいな・・・。
大学に晴れて入学し、せっかくだから教習所に通って車の免許を取りたいと思うことがありますよね。「学生ローン」では自動車教習所代の目的での利用が可能です。
自動車教習所代は学生と一般で料金が異なりますが、おおよその平均が30万円台です。「学生ローン」の融資限度額まで借りるには、年収が90万円必要となります。
学生ローンの融資額で、原付代は借りられるのか?
大学のキャンパスが電車で行けるけど逆に不便になってしまうから、原付が欲しいと思うことがありますよね。
「学生ローン」では原付の購入代としての目的での利用が可能です。
例として、ホンダ(HONDA)の「ジョルノ パールマーメイドブルー」(画像上)は13万円前後です。「学生ローン」の融資限度額まで借りるには、年収が39万円必要となります。
学生ローンの融資額で、パソコン代は借りられるのか?

大学からパソコンが支給されたのは良いものの、もっと良いパソコンを欲しいと思うことがありますよね。
「学生ローン」ではパソコンの購入代としての目的での利用が可能です。
例として、「MacBook Air Retinaディスプレイ 1600/13.3 MRE82J/A [スペースグレイ]」は約12万円です。「学生ローン」の融資限度額まで借りるには、年収が36万円必要となります。
大手消費者金融の融資限度額はおいくらなのか?
ここまで「学生ローン」の融資額について説明していきました。ここからは「学生ローン」以外の大手消費者金融について説明していきます。
消費者金融は、学生では利用できず社会人が使うものというイメージがあるかと思いますが、アルバイトなどで安定した収入があれば学生でも利用できます。
消費者金融はすぐにお金を借りられたり、返済方法が充実していますので、お金を借りる手段として候補に入れても良いです。
融資限度額についてですが、大手消費者金融の「プロミス」の場合は1千円台~500万円と、「学生ローン」よりも限度額が高く設定されているので、たくさん借りられます。
銀行カードローンの融資限度額はいくらなのか?
次に、銀行カードローンの例として「みずほ銀行カードロ-ン」を説明していきます。先ほども説明したように、銀行カードローンには総量規制の制度がありません。
銀行カードローンも、学生であってもアルバイトで安定した収入があれば利用できます。一方で、審査基準が厳しいなどハードルが高いです。
融資限度額については、「みずほ銀行カードローン」は10万円~800万円と融資限度額が高く設定されています。金利は2%~14%と低金利なのも魅力的です。
審査基準が厳しいのがデメリットですが、低金利と高額な融資限度額が魅力的なので検討してもいいでしょう。
「みずほ銀行カードローン」の融資限度額は800万円ですが他の銀行カードローンは、
- 「住信SBIネット銀行 MR.カードローン」― 10万円~1200万円
- 「ジャパンネット銀行 ネットキャッシング」― 1万円~1000万円
といった、融資限度額が高い銀行カードローンがいくつも存在します。
まとめ

ここまで、「学生ローン」の融資限度額や融資額で借りられる対象、大手消費者金融と銀行カードローンの融資限度額について説明していきました。まとめますと以下のようになります。
- 「学生ローン」の融資額は下限1万円台、限度額は50万円であることがほとんど
- 「学生ローン」は総量規制によって、年収の1/3を超える金額を借りられない
- 「学生ローン」は利用目的にかなっていないと借りられない
- 「大手消費者金融」の「プロミス」の場合、融資額の下限は1千円台、限度額は500万円
- 「銀行カードローン」は総量規制の対象外だが、審査が厳しい
- 「銀行カードローン」の「みずほ銀行カードローン」の場合、融資額の下限は10万円台、限度額は800万円
この記事で紹介された項目の1つだけでもいいので、「学生ローン」を利用する時に思い出して下さい。
事前に「学生ローン」の融資額についてイメージをつかみ、有効活用できるようにして、自分の欲しいものややりたいことの実現に役立てることを願います。