皆さんは、サラ金での借金で苦しんだ経験はありますか? この記事では、サラ金の利用時の特徴から借金の返済方法まで分かりやすく徹底解説していきます!
サラ金で借金するとはどういうこと?

「サラ金で借金」というフレーズにあまり馴染みのない方々もいるのではないでしょうか?
なので、まずはサラ金の定義や利用者状況について以下で述べていきます!
サラ金とは
サラ金とは、主婦などの個人消費者を対象に賃金業者が高金利で融資をする金融業者を指します。
一般的には「消費者金融」と呼ばれており、代表例としてはCMでもお馴染みのレイクやプロミス等があります。
元々サラリーマンを対象として小口融資を行う企業が多かった為、サラリーマン金融と呼ばれることが増え、その略称として「サラ金」と呼ばれるようになったそうです。
サラ金は法律を遵守しており、プロミスなどでは借入から30日間は利息が付かないサービスも行っています。
サラ金で借金する人は多い?
平成29年度のサラ金(消費者金融)の利用者は1100万人弱であり、日本の成人人口が約1億人であることを考慮するとなんと9人に1人が利用していることになります。
引用:http://www.jicc.co.jp/company/jicc-data/index.html
借金するならサラ金?ヤミ金?

ヤミ金とサラ金の違い、きちんと理解できていますか?よく勘違いされる方が多い「ヤミ金」と「サラ金」の違いはこのようになっております。
- サラ金:法律に則って法定金利(上限利息:年率20.0%)でお金を貸している業者
- ヤミ金:法律を無視して法定以上の金利で貸し付けを行う悪徳業者
ヤミ金でお金を借りると、トイチと呼ばれる10日で1割の利子がかかり、年利が何千倍に膨れ上がってしまいます。どうしてもお金が必要な時でも、絶対にヤミ金からは借入しないように注意してください。
サラ金で借金する際の特徴
サラ金を利用するにあたって、他の金融機関と異なる特徴は以下の3つとなります。
- 金利が高い
- 手軽に融資が受けられる
- Web申し込みが出来る
金利が高い
一般的に銀行カードローンの上限金利が14%であるのに対し、サラ金の上限金利は18%となっております。
サラ金への融資申し込みは保証人や担保が不要であり、返済リスクが高い人にも貸付を行っています。それ故、返済の遅延を防ぐために金利を高く設定しているのです。
また、サラ金が顧客に貸し付けを行うための資金は銀行からの融資によって賄っており、銀行に返済するのに必要な利息分が顧客に貸付を行う際の金利に含まれています。
手軽に融資が受けられる
サラ金は審査・融資がとてもスムーズで、即日融資や土日祝日の対応可など、緊急の資金ニーズにも応じてもらえる点がとても魅力的です。
銀行では手続きの関係上最短でも翌日、長ければ1週間融資を受けるまでに時間がかかってしまいます。
また、レイクやプロミスなど大手消費者金融では30日間無利息サービスをおこなっており、借りた金額以上のお金を支払う必要がないので、この点でも緊急の資金ニーズに対応していると言えます。
Webから申し込みが出来る
サラ金への融資申し込みは、なんと直接店舗に行かずにパソコンやスマホ等Web上から行うことが出来ます。
さらに、Web上からなので店舗申し込みとは違って24時間いつでも申し込みすることが可能です!
融資を受ける際も、指定した口座に振り込みをしてもらうことも可能なので、驚くべきことに申し込みから借り入れまで全てWebで完結してしまいます。
SMBCモビットやプロミスなど一部の大手消費者金融では、カードや書類の受け取りが必要なく、手間になる手続きを省略できます。
サラ金で借金するデメリット

上記で述べた3つの特徴からも分かるように、現代の世の中ではサラ金で手軽にお金を借りられる仕組みが整っています。
それ故、借り癖がついてしまって、気付いた時には返済不可能な額まで膨れ上がって取り返しのつかない状況に陥ってしまう人も多数います。
生活を豊かにする為にお金を借りたはずなのに、それが原因で生活が逆に苦しくなる状況なんて出来ることなら誰だって避けたいですよね。
サラ金で借金すると信用情報に傷がつく
信用情報とはクレジットやローンなどの契約内容や支払い・返済状況などをまとめた情報を指します。
信用情報に傷がついてしまうと、融資機関から「返済能力が無い人」と認識され、車や住宅のローンが組めない/クレジットカードの契約が出来ないといった状態に陥ってしまいます。
信用情報に傷がつく事例としては、キャッシングの返済遅れや複数のサラ金への融資申し込みなどがあり、返金遅れに関しては長期滞納ともなると金融事故として5年間も記録が残ってしまうので十分注意しましょう。
サラ金での借金問題を解決する方法

サラ金での借金総額が大きくなりどうすればいいのか分からなくなっても一人で抱え込まないでください!
まずは家族や友達など頼れる人に正直に打ち明けましょう。必ず支えになってくれるはずです。
「相談できない/相談しても解決できない」という方は、以下に挙げる3つの対応策を検討してみましょう!
自分の置かれている借入状況を客観的に分析し、最も合った解決方法で効率よく返済を重ねていきましょう!
対応策① サラ金の担当者に相談する
どうしても支払い日までに返済できない人は、借入先のサラ金業者に連絡し、担当者に現状といつまでに返済できるのかを丁寧に伝えてみましょう。
もしどれだけ時間をもらっても満額の返済が出来そうにない場合は、「利息のみの返済」を行えないか相談してみましょう。状況にもよりますが、返済負担を一時的に軽くできるかもしれません。
相談する際には返済期間や月々の返済可能額をまとめたプランを事前に作成して必ず見せるようにしましょう。返済の意思を業者の方に見せることで、返済の負担が軽くなる可能性もあります。
対応策② おまとめローンを利用する
多重債務者や1社からの借入額が大きく金利が減らなくて困っている方にはおまとめローンという解決方法をお勧めします!
ローンを1社にまとめる事で借入総額が上がり、金利も安くなる為月々の返済額も軽減されます。
しかしながら、月々の返済額が減ると返済期間も伸びる為、利息も比例して増額します。
最終的な返済額は以前より増えることになるので、その点には要注意して審査を受けるようにしてください。
対応策③ 債務整理
「上記の2つの方法では返済できそうにないなあ…」という方は債務整理を検討してみましょう!
債務整理とは、借金の減額や返済期限の延長を求めるといった「返済が苦しい」という状況を解決する為の手続きを指します。
債務整理には「任意整理」や「個人再生・民事再生」、「自己破産」といったいくつかの種類がありますが、それぞれの詳しい説明についてはここでは省略します。
債務整理の手続きには非常に難解なものが多いですが、専門家に相談することで面倒な手続きを代行してもらえるので、まずは気軽に無料相談をしてみましょう!
債務整理のデメリット
債務整理を行う上で事前に知っておきたいデメリットは以下の3つがあります。
- 最長10年間信用情報に傷がつき、その期間クレジットカード作れない
- 債務整理を行う手続き自体に、それなりの費用や時間がかかってしまう
- 一部の資格や職業の制限を受けることになり、該当者は一時的に働けなくなる(自己破産の場合)
デメリットを回避するには?
「こんなデメリットあるんだったら、手続きできないよ…」と思った方、まだ諦めないでください!
債務整理の中でも最もデメリットが少ない方法が任意整理になります。任意整理では裁判所に連絡する必要がないので融資機関との交渉が成立すれば、比較的時間をかけずにに手続きを終えることが出来ます。
また、将来の利息を無しにして長期間かけて分割払いをしていく/一括返済を希望する代わりに債務の減額を希望するなどと言った交渉次第で自分に都合の良い返済方法選ぶことも出来るのです!
デメリットも他の対応策に比べれば多いですが、借金を最短で返済するのはやはり債務整理が一番適しているのです。
まとめ

以上に述べたように、サラ金への融資申し込みは使い方によっては日々の生活を助けてくれる味方にもなりますし人生を破綻させる敵にもなります。
サラ金での借金を上手く返済するには、「おまとめローン」か「任意整理」を検討してみましょう。
借金を背負うということ自体が初めての経験で、どういった手順を踏めば良いのか分からない方もいると思います。
そんな方は一人で抱え込まずに弁護士や司法書士に連絡してみましょう!気軽に無料で相談出来る事務所もあるのでご検討ください!